釣りの仕掛けは市販、自作と分かれると思いますが、その全てに「イト」と、サルカンなどの「金具」そして「ハリ」が使われていて、そこにオモリやテンビン他を取り付け海中で使用します。

仕掛けに使うイトには、水分を吸収して強度が低下するナイロンは、現在はあまり使われていないようで、ある程度張りがあり、水分が吸収され難いフロロカーボンが主に使われていています。

そのイトの他は金属のモノが多く、船釣りでは当然海水に浸かったり出たりするため、どうしても錆びが出てしまう場合があります。


僕は、エサタチウオ釣りの仕掛けや、マルイカ釣りに、全長9mm程のパワーサルカンを使いますが、サルカンは、環と環の間にある、樽のような形をした部分(だから「タルカン・樽環」とも?)の中で、お互いの環が回る仕組みになっています。

当然そこに海水が浸入するわけで、釣行後そのままでは、その内部が幾ばくか錆びてくることが想像できます。

そこで、下船後に水道水、下船前でも、予め用意しておいたペットボトルの水を掛け、リール共々塩分を洗い流している釣り師もお見かけいたします。


また、船は始終海水に浸かっていますので、遊漁船のように、船体がFRPで出来ていても、スクリューや舵は金属ですので、電解液である海水に通電、腐食を防ぐために、そういった金属部分よりも腐食しやすい金属を近くに付けて対処しています。


仕掛けは使い捨てなのか?



実釣時間が6時間前後の船釣りにおいて、個人的には仕掛けは使い捨てをしています。

ですが、詳しくは、多少内部が錆びても強度にそう影響はない中型以上のサイズのサルカン等は、パーツ取りして再利用しています。

ただ、先の極小のパワーサルカンや、カワハギのハリス止めなど、狭い隣合った金属同士の間に海水が入り込んで、目では見えなくとも微細に錆が出る可能性がある金具類は、「錆びているかも知れないし、そこに挟み込んだハリスが切れやすくなるかもしれない」など、実釣中の迷いの要素になるような時には再利用していません。

ただし、湾フグのドウツキなど、ハリスが5号など、かなり太い場合などは、その限りではありません。


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6月 3日(Sat) マルイカ at 志平丸さん(満船御礼)
   
        7日(Wed) アナゴ at 吉久さん(満船御礼)
 
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  18日(Sun) 湾フグ at えさ政さん(満船御礼)

  24日(Sat)マルイカ at 志平丸さん(募集中)

7月初旬   エギタコ釣り教室