ロッドの硬さと釣り方・アタリの出方 <前編> より続きます


再度カワハギ釣りに戻ってみましょう。

底付近に生息しているカワハギが宙に浮く場合、様々な条件があるのですが、そもそもカワハギが活性が高くなければならないことが大切な要素となってきます。

オモリを底から切り、ヒラウチさせることによって好奇心が強いカワハギに「ここに面白いモノがあるよ」と、海中に差し込んだ太陽光を反射させるフラッシング効果で、海中の光量が少ない時は夜光のオモリを使ったりと、浮きやすい状態のカワハギを仕掛けの近くに、自分のエサの近くに引き付けるのです。

アタリは目感度では、トップガイドを押さえ込んだり、ちょっと戻したりしますし、SMT(スーパーメタルトップ)搭載のダイワのロッドでは、手感度アタリとして、カワハギがアサリを食い千切った「モゾモゾ、グズグズ」とした感触や、ハリを噛んだ「カチッ」というアタリが明確に分かるものです。

そこでトップガイドを数センチ下げてやり、本来カワハギが食べなれている前傾姿勢を作りだしてあげることによって、より食べやすく、それもハリ先から食べるという理想的な環境を作りだしてあげるのです。

そこから聞き上げると、口の中のハリに違和感を覚えたカワハギは、頭を振りながら泳ぎ出し、自らハリ掛かりしてしまうのです。

こういった、いわゆる「宙釣り」では、硬調なロッドが向いており、ダイワの今年のフラッグシップ、極鋭カワハギ EX AGS F1のインプレ動画では、その3:27付近で、硬いロッドの特性を生かしたハリ掛かりの瞬間がご覧いただけます。


また、竿先が柔らかなロッド、例えばEXシリーズではZEROとなりますが、オモリを海底に着けた釣りで威力を発揮します。

先のマルイカ釣りでのお話し同様、カワハギ釣りでも、オモリを着けた釣りではアタリが出難く、柔らかな竿先が目感度アタリの振幅をより大きく出します。

オモリ着底⇒底を切ってヒラウチ⇒ヒラウチしながら誘い下げて行きオモリ着底⇒オモリパタパタ⇒ゼロテンション でアタリを出す場合、条件次第ではかなり小さな目感度アタリしか出ないことがあります。


ロッドの硬さと釣り方・アタリの出方 ≪後編≫ に続きます


【今後の釣り教室】

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12月3日(Sun) カワハギ釣り教室 at 小見山丸さん(募集中)

12月10日(Sun) カワハギ釣り教室 at 巳之助丸さん(募集中)

12月16日(Sat) 湾(アカメ)フグ釣り教室 at えさ政釣船店さん(募集中)

12月17日(Sun) カワハギ釣り教室 at えさ政釣船店さん(募集中)

12月29日(Fri) カワハギ釣り教室 at 巳之助丸さん(募集中)



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