寒くなってくると、左党は熱燗が恋しくなるのではないでしょうか。

ご紹介するカワハギの骨酒は以前もリリースいたしましたが、寒くなるに従って、その作り方のご質問が多くなってきましたので、またこの度ご紹介させていただきます。


骨酒は湯呑茶碗を使うと上手く美味しくできます。

ですから、あまり大きなカワハギよりも、コッパと呼ばれる小さなカワハギの方がサイズ的に適しています。

本来はリリースするコッパですが、目が飛び出てしまったりと、リリースできない個体を持ち帰り、頭を落として内臓を取り除き、皮を剥ぎます。

次に背びれと腹ビレを除き、身を上下に切り分けるのですが、写真のように尾ビレだけは付けておきます。

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この尾ビレを使って、カラカラになるまで干し上げます!

これはまだ干し途中、3日目の状態です。

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4日目を過ぎるとかなり薄く、固くなります。そうすれば干し上がりです!

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このままか、少し炙って冷ましてから袋ビニールに入れ冷凍保存します。


カワハギの骨酒を造るには、二級酒に出汁昆布の欠片を入れラップをしてレンジに入れて熱燗になる間、カワハギを網の上に置くかトングなどで挟み、焦げ目が付くまで焼き、出来上がった熱燗にジュッと入れます。

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2~3分待ってラップをはがせばこの通り!

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清楚でスッキリとした味わいをお楽しみいただけると思います。

二杯目以降は、身をちょっと崩してレンジにかけるとまた・・・

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寒い夜長のお供となることうけあいです!!