リールの性能を発揮させる糸巻き量 <前編> より続きます


個人的には、スプールエッジ内側の面取り下部位までラインを巻いて、リールの性能をフルに引き出して使っています。

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こうすることにより、スプールの回転軸から巻かれたラインの距離を取ることによって、よりモーメントを大きくすることができます。

先の①の場合、例えば2kgの力で魚が引いたとすれば、計算上ロッドの弾力を無視してみれば

1.5cm×2kg=3kgcm

②の場合は

2.5cm×2kg=5kgcmとなります(単位はkgm=9.8mNですが、便宜上ですkgcmとしました)。

①に比べ②では、約1.7倍の回転力が軸に掛かっていることになり、同じドラグ力では②の方が滑りやすくなり、細かな設定が出来ることになります。

ですから、ハンドル1巻きでのラインの回収量、ドラグ性能を考えると、ラインはスプール一杯に巻く方が効率が良いということができると思います。


このことは、キャスト性能=飛距離や、バックラッシュし難く投げることについても同様なのです。


ただ、細いラインの時は注意が必要で、バックラッシュ気味になってしまい、膨れたラインがスプールとリール本体の隙間に入ってしまうことがあります。

そんな時は船上でも、サイドプレートを外して直すことはできますが、注意して無いに越したことはありません。


高性能リール本来の性能を引き出して、快適な釣りをと思っております。



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