先日のLTアジ釣り教室でのことでした・・・

「ラインは1号なんですが、何回も切れちゃうんですよ・・。一昨年2、3回使って去年は使わなかったんですが、劣化ですかねぇ?」といったご質問をお受けいたしました。

詳しくお聞きすると、PEラインの1号をそのままテンビンに結んでいるとのことでした。


PEラインはフロロカーボンやナイロンの単線と違って、細い糸を編んで作ってある編み糸なのです。

ですから、ヨリモドシなどにそのまま結ぶと、編み糸を構成している細い糸が、僅かな荷重で1本1本切れて行き、やがては破断してしまうのです。

ですから、結ぶではなく「結節」という、PEとフロロとが摩擦で繋がるような方法を取るのです。

そうしてPEに結節されたフロロは単線ですので、ヨリモドシに結んだとしても、それなりの破断強度があるわけなのです。

また、(ショック)リーダーの役割として

①衝撃に弱いPEラインのショックアブソバー

②摩擦に弱いPEラインの根ズレでの破断防止

③船釣りでは、柔軟なPEラインが移動中の竿先に絡むことを防ぐ

④結節部分から先が透明のフロロなので、目視で確認しやすく、巻き込み防止になる

といった利点もあります。

4号、5号といったラインは強度もあり、直接ヨリモドシに結んでも、そう荷重が掛からない釣りでは破断の問題はありませんが、ことライトタックルでは、リーダーの重要性を感じるものです。


また、「ラインシステムを組むこは大変」とお考えの方には、PEラインを2つ折りにして8の字結び(できればビミニツイスト)にし、2倍の強度となるダブルラインにしてから、ヨリモドシに結ぶと、1本のPEラインで結ぶよりも強度が上がります。


【釣り教室の予定】

〔New〕 LTアジ釣り教室のご案内 Vol.2 at えさ政釣船店さん


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