もう20年以上前になりますが、「カワハギ釣り」というと、高尚な釣りで敷居が高く、難しい釣りの極致のようなイメージがありました。

当時の釣りの本を紐解き「ベイトリールにPEの2号を巻き」とあれば、出始めのメタルフレームのリールを手に入れ、初めてPEラインを巻いたものでした。

ハリは、伝統的な「ハゲバリ」、軸が短く丸バリと呼ばれる「伊勢海女、チヌ」、そして軸の長い「セイゴバリ」が入って来たのもその当時で、まだハリの使い分けが分かる筈もなく、好みで、又は気分で使い分けていたものでした。


そういったカワハギタックルですが、一番気にしたのはロッドでした。

当時は「調子」と言ってもおぼろげにしか分からず、釣りの本のこんな記述を読みロッド選びをしていました。

こんな記述とは

「ロッドを水平にして、穂先に25号オモリをぶら下げた時、穂先が7cm下がる」といったものでした。

釣具屋さんにモノサシ持参で行き、カワハギロッドを箱から出してはトップガイドに25号オモリを取り付け、あ~でもないこ~でもないと1人品定めをしている姿は、ある意味奇異だったと思いますが、本人はいたって真剣、生涯初となるカワハギロッドを手にするのに鼻息が荒かったのでした。


そうして手に入れたカワハギロッドですが、穂先の曲りはそこそこなのですが、いかんせん穂持ちから手前がガチガチに硬く、1シーズン使ったのですが、その後は外のフグ釣りに使用、微細なアタリを硬い穂持ちで掛けるのに最適でした。

2本目のカワハギロッドは、リーディングの前身となる「早船」で、その軽さ、感度の良さにビックリしたものでした。

その頃はダイワはもちろん、リョービやマミヤOP、ヤギタさんオリジナルの夫婦橋等、色々なロッドを使ってみて、自分自身のカワハギ釣りの根幹を作っていた時期でもありました。


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