カワハギ釣りの大場所、剣崎沖の水温は16℃前後になり、早くも乗っ込みの気配が感じられる4月22日(日)、久比里の巳之助丸さんにてプライベートでのカワハギ釣り教室を開催させていただきました。
以前ゴリラカップを模様された石川さんグループの方々に僕の釣友も参加、総勢18名でのカワハギ釣り教室となりました。
プライベートの釣り教室の場合、釣り座のクジ決めを主催者の方にやっていただける場合、出船前の一時の時間が空きますので、船上でアサリを剥くことにいたしました。
出船時間の30分前には皆さんお揃いになり、船の舳にお集まりいただきレクチャー開始です!
レクチャーでは、カワハギとはどんな魚か? なぜカワハギロッドは先だけ軟らかい? 基本的な釣り方は? などの他に今回は、早目の乗っ込みを意識しての、この時期特有のカワハギの摂餌についてお話しさせていただきました。
さて、レクチャーが終わると、大船長が舵を握る船は出船、一路剣崎沖を目指しました。
ここのところ水深は15m位とかなりの浅場で、砂地に粒根、又は小さなゴロタのある底を攻めました。
当日は南風が少しあり、それに伴うウネリで船が翻弄され、少し釣り辛い状況でした。
そんな中、活性の高そうな1枚を釣り上げたのは西山さん。カワハギを愛おしそうに見る笑顔が実に良いですね。
中型を釣り上げたのは千葉さん。レンタルロッドで奥様と頑張っていただきました。お見事!
千葉さんの奥様には大型のカワハギが!このクラスになると、水深が浅い事も手伝い、引き味は相当なものです!
熱心にレクチャーを聞いておられ、1日根気よく釣り続けていた鈴木さん。この後大型も釣られていました。
「りょうさんも早目に竿を出して下さい」との石川さんのお声掛けに、今回はロッドを携え早目に船を回らせていただきました。
ここの所黒潮が関東沿岸をなぞる様に北上、その分流が差しているのか潮色はクリアで好条件、ただ、緩い下げ潮が流れている感がほとんどなく、群れが固まっていないこの時期、船中どこかでポツリ、ポツリ上がるといった状況でした。
水温が上昇していて産卵を意識している状況といえども、ここのところで冬から春に移った海は早春といったところで、ユックリと体力を回復しながら、エサを食べるのもユックリなものです。
そんな時は定点で誘うことを試み、カワハギの視野からエサを素早く移動させないことを心掛けることが大切となってきます。
リール:スティーズ SV TW
そして今回、2月から規制が厳しくなったライフジャケットをリニューアル。
温かな日でしたので、今年初めてサンダルでの釣りでした。
「アタリがあったら食う間を与えて下さい」とのお声掛けに、釣果で応えていただきましたのは川田さん。流石の1枚でした。
このメンバーの常連である斉藤 勇太くん。いつも落ち着いた釣りをされていて、1日のんびりと釣りを楽しまれています。
山崎さんとダブルヒット~! ルアーマンだとおっしゃっていた山崎さん。聞きアワセのタイミングで即アワセしてしまい苦笑いされていました。
誘いを入れている時にアタリ⇒一瞬送り込んで短い誘い⇒段付きで聞きアワセをして、周囲にいるカワハギをもう1枚掛けました。
今村さんは何と、スピニングリールとナイロンラインで挑戦!
でもキッチリと釣り上げられていました。
エサの付け方を熱心にお聞きになっていた江藤さん。エサは魚との最初の接点、丁寧なエサ付けが釣果に繋がります。
ユックリとロッドを起こしながらの聞きアワセ、でもロッドが立って来ません!? 底に張り付く引きを耐えながら、ドラグを効かせてダマシだまし水面まで上げてきました。
丁度30.3cm、尺ハギでした!
晄子ちゃんやりました~! この日4枚釣り上げました!! 将来のカワハギ名人誕生ですね。
晄子ちゃんのお父さん、山本さんには大型が! 体にキズがあり、夏カワハギの片鱗、特長が出ています。
「今日は色々と試しながら釣りをするんです」とは冨永さん。深宙で狙っていてダブル、
流石です!
立川さんもダブル! 今年の剣崎沖、カワハギが濃いようで、スイッチが入るとスゴイ事になるかも知れませんね。
僕も負けじと狙って掛けに行きましたよ~!
主催の石川さんは静かな釣りでアタリを察知、掛けに行くスタイルです。スッとロッドを立てるとカンカンカンという引き、素晴らしいです!
日下さんは前日にもカワハギ船に乗られていたようで、その熱心さが窺われます。
中島さんは丁寧な釣りで確実に釣り上げられたいました。「船に乗って競うわけでは無く、ノンビリと釣りするのが好きなんです」とおっしゃっていました。
さて、中盤凪いでいた海でしたが、終盤再度南風が吹いてきました。
その合図と同時に、まだ時間は早かったものの上げ潮の感触、一気にカワハギが浮きました!
宙で連荘、連荘、それも良型ばかりで、尻上がりに盛り上がり沖上りとなりました。
沖上り後は、宿の横のスペースにて、当日の状況のお話をさせていただきました。
釣友の冨永さん、立川さんが、ご参加の皆さまに釣果をお分け下さいました。ありがとうございました。
カワハギが濃厚な気配の剣崎沖、教室の船でトップ26枚、乗り合いでは38枚の釣果でした。
これから夏過ぎまでは、浅い水深での大型主体の釣りであり、水深が浅いゆえに水面まで物凄い引きをしながら上がってくるのもこの時期の醍醐味となります。
ご参加いただきました皆さま、石川さん、ありがとうございました。何か得ることはございましたでしょうか。
巳之助丸さん、大船長、女将さん、矢内さん、冨永さん、立川さん、お世話になりました。
今季期待のカワハギ釣り、このブログを書きながら追憶をなぞっていると、カワハギは生涯の好敵手だとついほくそ笑んでしまいます。
追記
カワハギの煮付け、好きです(笑)
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