昨日、釣友の奥様の葬儀に出席させていただきました。

家族葬ではありましたが、釣り仲間と2人、後ろの席に座らせていただきました。

常に明るくムードメーカー的なキャラクター、おどけて皆を笑顔にさせたりといった一面もある友人なのですが、個人的な相談などをさせていただくときは、今までの自分の経験談などを交え、真摯に向き合ってくれる人生の先輩でもあるのです。


出逢いは釣り教室で、その方は「1人で釣りに行くことが多く、良い釣り仲間が沢山出来た」と喜ばれていました。

仲が近しくなるにつれ、奥様のこともお話し下さいました。

ご病気であること、でも、生甲斐であるお仕事は続けられていること、その職場に毎日送り迎えしていることなどをお聞かせ下さいました。


先週、いつものように奥様を職場に送った後「調子が悪い」との電話が来たとのことでした。

職場の隣が病院という事もあり、病院に行くことを促し電話を切ったそうなんです。

その後病院から急変したとの電話があったそうなんです。

そしてその日のうちに・・・


葬儀では、おそらく奥様の会社の女性の方々だと思うのですが、眠られている奥様に花を手向けられている時に「こいつ、最後まで仕事してたんだもんね。すごいよね」と、涙ながらに、でも、はっきりとした声でおっしゃっていました。

いつも笑ってばかりいるのに、昨日は涙ばかりでした・・・


ご両親は若い時に他界されていて、兄弟も、そしてお子さんもいらっしゃらないのです。

僕は、眠られている奥様に手を合わせ、「奥様の代りにはなれませんが、これからも一緒に釣りをして行きますので、そこのところだけはご安心下さい」と、心の内でお伝えさせていただきました。


ゆっくり、ゆっくりでです。

また釣りに、呑みにいきましょう!

俺らがいるよ。