今年の夏タチは終盤になって浅場での釣果が上がり出しましたが、深場も依然好調な状況が続いています。
そんな走水沖の深場タチウオ釣りですが、8月最後の日曜日は底に張り付く反応で、海底からシャープで小さなシャクリの中でアタリを出しました。
反応が底に張り付いているととおしなべて活性が低いもので、そうなると底から3~5mまでと狭い高さを探ることなります。
タナをすぐ通り過ぎてしまう為やはりシャクリは小さく、でもアピールさせる為に初動の早いシャクリにするのです。
「シャクリの初動を早く」するには、テンビンは腕が可動式のスピードが向きます。
スピードは、落下時は腕が通常の形となりハリスの絡みを防ぎ、巻き上げ時には腕が下がり、ほぼハリスと直線となるので、ハリ付けしたエサが釣り手のシャクリ通りにキビキビと動く様が想像できます。
ただ・・・
スピードは腕がハリスと直線になるため、活性の低いタチウオを相手にするときは、エサを一噛みしたときの挙動がタチウオにも大きくなると考えられます。
そこで!
ロッドを1ランク軟らかなものにすると良いかと思います。
それは、テンビンのアームが真っ直ぐな分、シャクリ終わった直後のアタリを弾かない為なのです。
ロッドが軟らかでも、下に向けてシャクリを入れることによって初動は早まり、シャクリ終りにはそのたおやかな穂持ちでショートバイトになり難くする工夫なのです。
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