DKOを振り返り⑤・エサの準備 より続きます


全ての準備が整い向かう大会当日。

それは一次予選でも二次予選でも、決勝であっても心持ちは変わらないものではないでしょうか。


決勝の日は天気予報が外れて雨模様、関東では初雪が記録されるほどの低温に加え、北北東の風がやや強く釣り難い日並み、若潮の下潮残りからの上潮でした。

引き当てた釣り座は右舷舳、潮が上がってきて、風で船が押されることがなければベストな釣り座だったのでした。


実際の船上では開始1時間、僕には全くアタリが無かったのでした・・・。

1時間半が過ぎても全く状況は変わらず、隣の選手と「風雨で寒いですね。このまま沖上がりして、ジャンケン大会で勝敗を・・・」などと、あまりの釣れなさ加減に皮肉な冗談を言っていた程でした。

そんな状況の中、気分転換にトイレに立ち戻ってみると、その選手が1枚釣り上げたではないですか!

それも25㎝ほどの良型、その10分後にも同サイズを釣り上げられました。

「普段キャストして釣ることが多い選手が船下で、それも短時間に2匹釣り上げるとは・・・、魚が動いていないのか?」などと思案、最初VSを使っていたのですがこのタイミングでより微細な目感度アタリを出すメタリア湾フグ S-175にチェンジしたのでした。


キャストをするのですがほぼ定点で誘いを掛けステイ、ここでアタリがあるだろうという間合いを作ってみました。

開始2時間経過した位、丁度その頃が潮替わりだったのでしょうか、軟らかな穂先に明確なカワハギのアタリがあり、やっと最初の1枚を釣り上げることができたのでした。

その後は同様に誘い数を重ねて行き、スラスターで船首が右に振られてもそれを交わしながら釣り進め、3連荘は何度も、6連荘もしながら、おそらくはトップであろう左舷舳辺りの選手に追いつこうと孤軍奮闘したのでした。


そんなスロースターターではありましたが、アタリが頻発している中盤から後半、バリバリと釣っていてもつかの間、アタリが途切れることもあるのでした。

内心「ここまでか・・・」と思う気持ちが持ち上がってくる一方、一緒に一次予選から出場して敗退してしまった仲間の顔を思い出し「皆が応援してくれているのに俺は何考えてるんだ」と自分を叱咤したり、クーラーに貼ったRYO'S METHODステッカーに手を当ててみたりしながら、己を鼓舞しながら釣り進めて行ったのでした。


DKOを振り返り⑦・決勝の模様 ≪後編≫ へ続きます



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