カットウバリ考 <前編> 何故カットウを使うのか? より続きます
鋭い歯でハリスを切ってしまうが、割合大きな頭部と弛んだ腹側の皮膚を持つフグ。
そんなフグの特徴を逆手に取り、エサでフグを呼び込みカットウで掛ける釣りが広まったと考えられるのですが、カットウバリには3本のものと4本のものがあります。
どちらが良いのでしょうか?
どちらが掛りが良いのでしょうか?
3本の場合
オーソドックスなタイプが3本カットウだと思いますが、上から見ると120度ずつ3本のハリの軸部分が背中合わせに密着している形状になっています。
海底で寝ている状態を考えてみると、2本のハリは海底に、1本が真上を向いていることになります。
ですのでアワセでカットウを引っ掛ける時、素早くその1本のハリが立ち上がり、フグに素早く刺さると考えられます。
4本の場合
上から見ると90度ずつ、4本のハリの軸部分が背中合わせに密着している形状です。
海底では、2本が底に、もう2本が上を向いている形になります。
1本だけ「真上」を向いているのに比べ、2本が「角度付きで上を向いている」形となりその2本の一方がフグに触れ刺さることを考えてみると、その角度が付けばつくほど刺さるより滑ってしまいがちになります。
でも、2本のハリがありますので、フグがハリの正中線上よりずれても、掛けられる範囲が少し広くなるかも知れません。
また、2本同時に掛ると、当然アワセのパワーが二分されます。
例えば100の力で1本のカットウに掛かった時と、同じく100の力で2本のカットウに掛った時を考えれば分かりやすいかも知れません。
これは3本カットウでも同じ事が言えます。
また、フグにとってカットウは、エサの近くにある余計なもので、警戒するものかも知れません。
カットウバリ考 ≪後編≫ イセアマかキツネか? に続きます
【釣り教室のご案内】
カワハギ釣り教室 at 巳之助丸さん・お後5名様となりました。
〔New〕タチウオ・アジリレー釣り教室 at えさ政さん
〔New〕マルイカ釣り教室 at 海楽園さん
船の流し方向を予測し有利な釣り座を導き出す・潮の流れと風向きと釣り座
鋭い歯でハリスを切ってしまうが、割合大きな頭部と弛んだ腹側の皮膚を持つフグ。
そんなフグの特徴を逆手に取り、エサでフグを呼び込みカットウで掛ける釣りが広まったと考えられるのですが、カットウバリには3本のものと4本のものがあります。
どちらが良いのでしょうか?
どちらが掛りが良いのでしょうか?
3本の場合
オーソドックスなタイプが3本カットウだと思いますが、上から見ると120度ずつ3本のハリの軸部分が背中合わせに密着している形状になっています。
海底で寝ている状態を考えてみると、2本のハリは海底に、1本が真上を向いていることになります。
ですのでアワセでカットウを引っ掛ける時、素早くその1本のハリが立ち上がり、フグに素早く刺さると考えられます。
4本の場合
上から見ると90度ずつ、4本のハリの軸部分が背中合わせに密着している形状です。
海底では、2本が底に、もう2本が上を向いている形になります。
1本だけ「真上」を向いているのに比べ、2本が「角度付きで上を向いている」形となりその2本の一方がフグに触れ刺さることを考えてみると、その角度が付けばつくほど刺さるより滑ってしまいがちになります。
でも、2本のハリがありますので、フグがハリの正中線上よりずれても、掛けられる範囲が少し広くなるかも知れません。
また、2本同時に掛ると、当然アワセのパワーが二分されます。
例えば100の力で1本のカットウに掛かった時と、同じく100の力で2本のカットウに掛った時を考えれば分かりやすいかも知れません。
これは3本カットウでも同じ事が言えます。
また、フグにとってカットウは、エサの近くにある余計なもので、警戒するものかも知れません。
カットウバリ考 ≪後編≫ イセアマかキツネか? に続きます
【釣り教室のご案内】
カワハギ釣り教室 at 巳之助丸さん・お後5名様となりました。
〔New〕タチウオ・アジリレー釣り教室 at えさ政さん
〔New〕マルイカ釣り教室 at 海楽園さん
【RYO'S METHOD How To DISC】
〔New〕 2019 Compilation Film 完成! 関連記事