カットウバリ考 〔中編〕 3本と4本では? より続きます


カットウバリには大きく分けてイセアマ(伊勢尼)型とキツネ型があります。

ダイワのカットウはイセアマ型、短軸でフトコロが広い形状をしています。

一方キツネ型は、ハリ先が内側に曲がり込んだ形になのです。

ですので、同程度の大きさの各々を上から見てみると、イセアマの方がハリ先を結ぶ円が大きく、キツネはハリ先が内側に曲がっている分、ハリ先を結ぶ円が小さくなります。



イセアマ型

フトコロが広い分ハリ先はキツネ型に比べて外側にあるわけで掛かりやすい反面、根掛かりもしやすい。

キツネ型

ハリ先が内側に回り込んでいるので、根掛かりし難い。一旦掛ると外れにくい。


そんな形状の違いをこんな風に使い分けてはいかがでしょうか。

イセアマ型は掛け重視、たとえ根掛かりしやすくても、渋い日などに確実に1匹を掛けるためにといった使い方。

キツネ型は根掛かりがキツイポイントなどで使用、ポイントを結ぶ円が小さい分、見た目は1サイズ大きなものをチョイスなど。


でもこれは釣り人の好みでもあり、僕はもっぱらイセアマ型を使っています。

捨て糸の取り付け方には一工夫あります。

まずカットウの穴に8号相当のフロロを入れ、下端に八の字結びをして引き上げ固定。

その8号を一重結びにし、締め込む前にフロロの3号を通し、8号をハリの軸に見立て外掛け結び。

外掛け結び部分と8号をカットウまで下げて、8号を締め込みカット。

3号に短く八の字結びでコブを作りカット。

こうすると、大型のヒガンフグの暴力的な引きにも捨て糸が切れることは無く、根掛りで強く引くと切れます。

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