【アナゴ考5・リーダー、ライン編】より続きます


仕掛け、オモリ、ライトと、各論が続きましたアナゴ考。

ここらでちょっと小休憩いたしましょうか。

今回は、 アナゴ釣り先輩釣師達の大釣りエピソードを書かせていただきたいと思います。


毎年1回「アナゴシンポジウム」と勝手に称する飲み会がありました。

メンバーは、以前東京湾奥のアナゴの名船宿さんの手バネ竿のアナゴ3名人さん。

当時の常宿からは常連さんと僕含め、合計7人でのアナゴシンポジウムなのでした。


とある居酒屋さんで・・・

「おいおい、りょうさんは知らないよなあ、羽田空港拡張工事のとき、こんなデッカイ(と、人指し指と親指で輪をつくりながら)アナゴがバカバカ釣れたの?」

りょう:なんか凄かったらしいですよねぇ(うんきたきた、毎回始まるその話)。 

「あの工事の時、羽田沖には濁りが入ってよう、アナゴは濁りが好きなんで、寄ったんだよなぁ~、それもデカイのばっかり。
手バネ(竿)の片方を合わせて手繰ってんじゃん、そうすると、もう一本の竿もアタっちゃってて、その竿を横目で見ながら手繰ってんじゃん、そうすると、大型アナゴで力は強いは手バネは軽いわで、竿が船縁からすっ飛んで行っちゃて、竹でできた手バネだろう、水に浮くんだよ、浅いもんだからアナゴに引っ張られて、目の前の水面をこう、スイ~と横切んだよな~」

ここで僕の方を向きニコリ。

さらに

「羽田沖はさぁ、水深も浅かったんだよな、覗き込むと底にあるケミがこう、ボォ~っと見えたんだよな」

「あの年は船の四隅の合計が常に200本超えていて、毎日TOPで60、70は当たり前だったからなぁ」

「出船前から殺気立ってるんだよな、前日四隅に座ったメンバーが、そっくりそのまま今日も座ってんだよ。
そんでさぁ、その夜は土砂降りの雷雨で、アワセて竿振り上げとたんに雷がピカッと光ってなぁ、アナゴ入れるバケツも雨水が入って、アナゴがデカイから鎌首持ち上げて出ちゃうんだよな、そんなアナゴが何十本も、毎晩だぜぃ、アナゴ入れるバケツ、おかわりするんだから」

と、また僕の顔を皆さん一同笑顔で見ながら、心のな中では「羨ましいだろう」と思っているに違いありません。 

でも、平均年齢70歳近い方々の、それもアナゴ釣りでは伝説の方々と出逢え、僕はつくづく幸せ者だと思ったものでした。

この話はずいぶん前のアナゴ釣りの話なのですが、数こそその頃より出ないものの、今でもいるのです。

缶コーヒー位の太さのアナゴが釣れる場所が、それを釣らす船宿が(クロアナゴではないですよ)以前はあったのです。

そでについてはまた後日書かせていただきますね!


【アナゴ考7・リール編】に続きます


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