EXクラスになった極鋭フグを携ええさ政さんへヒガンフグ釣りに行ってきました。

 

当日は前夜からの雨模様で、寒くはないのですがほの暗い夜明けとなりました。

 

極鋭湾フグ EX

 

アドミラ A

 

 

エサのアカエビにはアミノソルトガーリックシュリンプを振りかけ混ぜ込んでみました。

 

平日ではありますが20人で出船、湾フグ釣りの人気の高さが伺われます。

内木船長は近場のポイントから流してくれました。

すると「タケちゃん」こと武田さんにヒット、そこそこ型の良いヒガンフグでした。

 

今回使用したカットウバリはD-MAX フグカットウ針SSのKEEPを使用、サイズはMとLを使い分けてみました。

KEEPはハリ先が内側に曲がっている形状で、東京湾ではゴロタ場などを狙うヒガンフグのこと、根掛かり回避に一役買う形状でもあります。

 

Saq Sasで刺さりは抜群、このタイプよりハリスが出る部分にスプリングが介されハリスが切れ辛くなりました。

僕は捨てカットウ式にしており、ハリスはフロロの3号を使っていますが問題ありませんでした。

 

序盤苦戦されていた串間さんも難なくGET! ヒガンフグの引きを楽しんでおりました。

 

さて、当日は若潮で8時半頃が下げ止まりとなり、ポイント到着の頃は下げ残りの潮がユックリと流れている感じでした。

水深も浅いことを鑑み、10号オモリを8号に、そして6号まで落としてみました。

笹濁りの潮で降雨、底付近の光量は少ないと判断して夜光のオモリにしてみました。

極鋭湾フグ EXですが、船下にユックリと仕掛けを誘い下げて行くと、カットウが着底した挙動がSMT(スーパーメタルトップ・チタン合金の穂先)に目感度で表れ、その後にエサとオモリが着底、直後に訪れる事の多いアタリのパイロット役となります。

やがて潮止まりとなり上げ潮となるのですが、湾奥付近のポイントと若潮の上げ潮ということで、やはりごくユックリとした流れの上げ潮となりました。

釣っている体感では、カワハギよりもエサ盗りが上手いのはフグと感じており、カワハギ釣りでの今季特に多いゲストとなったサバフグ、キタマクラのフグ類のアタリはかなり微細なものなのです。

ただヒガンフグはショウサイフグよりも同じ全長なら口が大きい分、ソフトではありますが振幅のあるアタリを出すものです。

ところが当日は、カワハギを釣っている時のトラギスのような、穂先を上下に震わすようなアタリを見せ、それもトラギスのアタリの振幅の数分の一のといった微細なアタリでした。

そんな居食いのごく小さなアタリでも、極鋭湾フグ EXのSMTは目感度にハッキリと振幅を出してくれ、その後のアワセでガクンと、まるで根掛かりしたような衝撃の後に頭を振る暴力的な引きが訪れるのでした。

そんな大型ヒガンフグとのやり取りでも、細身ながら粘りのあるブランクスが獲物を水面まで浮かせました。

 

また手感度にチラシバリを噛む「カッチッ」というアタリがあったのですが、トップガイドは全く動かず「?? 底の石の僅かな段差にオモリが落ちたかな? でもそれにしては硬質なアタリだったな・・・」と考えながらゼロテンションをキープしていると今度は明確な目感度アタリ!

すかさずアワセに行き当日最大の1匹を手にしたのでした。

 

途中フグとは違た細かな鋭角なアタリに2回空振りして3度目にフッキング、良い型のカワハギちゃんでした!

 

定刻迄釣り切って15匹、1~10匹(次頭)の釣果でした。

 

 

極鋭湾フグ EXの削り込んだスローテーパーのSMTは、ダイワの湾フグロッド史上最もセンシティブな穂先で、その目感度アタリの大きさはテストで使用したプロトロッドでの釣りの記憶を超えてきた感がありました。

関連記事:極鋭湾フグ EX 開発秘話

 

今季好釣な東京湾のヒガンフグ釣り、微細なアタリにアワセを入れると大暴れする、静から瞬間的に動となる釣りで、その身を寝かした食味も満点、是非DAIWAのロッドで湾フグ釣りに出掛けてみていただけたらと思います。

 


                                           林 良一  Facebook  instagram  X



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