去年のエギスミイカ釣り教室(今年は悪天で中止)もそうだったのですが、風が強い中の開催で船が多いに揺れたのでした。

エギスミイカ釣りは10号の中オモリの先に3号のハリス1.5mを介しエギを取り付けるシンプルな仕掛けを用います。

その中オモリを海底から一定のタナをキープし、船の動きにでエギがリードに引かれる犬のように海底付近を漂わせることがキモとなります。

ですので風が強く翻弄される船上では、タナの維持がたいへん難しくなってくるのです。


先日のカワハギ釣り教室でも同様で、北寄りの風が13m前後吹いている中、ポイントは風が富津岬を超えてくるのでやや波が治まる場所でしたが、それでも舳先で波頭をすくってしまうような時がありました。


2週間前に宙で釣れ盛ったポイントだったのですが、その日は凪でしたので正確なタナ取りが出来たのですが今回はそうもいきませんでした。

例えば底から1mのタナにオモリが来るようにし、船が上がるとロッドを下げて、船が下がるとロッドを上げて対応、波で上下する船の揺れを相殺するのです。

コツは、ロッドを上下していても穂先の曲がりを一定に保つことです。

オモリを背負った穂先の曲がりが伸びればオモリの重さが軽くなるっているのですからオモリは下がっていることになります。

反対にオモリを背負った曲がりよりも穂先が曲がり込んでしまえばオモリは上がってしまうのです。


そんなイメージでロッドコントロールをして、なるべくタナの定点でオモリを止めるように(実際は多少上下しているとは思いますが)していると、一定の曲がりをキープしている穂先に変化=アタリが訪れアワセに移行して行きます。

アワセは、船が並みで上がれば半自動的に、船が下がった場合はすかざず巻きアワセ(揺れるので座り姿勢から立ち上がってのアワセは危険)を入れます。


北風に向かっての帰港中の波しぶき

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               林 良一  Facebook  instagram  X


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