湾フグ釣りに行くと・・・

「極鋭湾フグを持っているのですが、EXも買った方がいいですかねぇ?」

「極鋭湾フグとEXの違いは?」

などといったご質問を度々お受けすることがあります。


先ずは両者の紹介を

極鋭湾フグは、湾フグロッドで初めての極鋭であり、穂先部のみAGS(エアー ガイド システム)であるメタリア(元部のガイドは金属フレーム)よりも軽く、より柔軟なSMT(スーパー メタル トップ)を搭載しています。

柔軟なSMTですので、目感度アタリを感知する為のゼロテンションの難易度が上がりますが、穂持ちにもやや柔らかさを持たせてその難しさを緩和しています。

ですのでダイワの極鋭シリーズにして扱いやすく、少し湾フグ釣りの経験があれば使いこなすこと、それは特にゼロテンションの精度の維持にそう時間はかからない扱いやすさも兼ね備えた極鋭ということになります。

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一方極鋭湾フグ EXは開発当初ダイワのロッド担当者に「極鋭よりもより繊細な穂先でいて極鋭より穂持ちは硬く、そしてより軽く」との注文を付けたのでした。

カタログデータを見ると、極鋭もEXも穂先径は0.6㎜と同じなのですが削り方が違っているのです。

極鋭はそう・・・、分かりやすくは円錐形に削っており、先端は細いのですが元部に行くにしたがって太くなって行くファーストテーパーに対しEXは円筒に近く、先径の0.6㎜が中々太くなって行かないスローテーパーなのです。

ですので感覚的には、極鋭よりもEXは軟らかな穂先といった感触なのです。


また重さでは、EXは極鋭湾フグの重量の80%程の55g(何と13gも軽いのです!)で作られており、その重量軽減の貢献しているのは大きく2つ、カーボンテクノロジーとAGSなのです。

カーボンロッドはそのカーボン繊維とそれを結合させるレジン(接着剤)でできています。

たとえば物凄く細い竹ひごがあったとします。

それを数本束ねてその端を持って振ってみても、1本の時の軟らかな竹ひごと同じ調子で曲がりますが、その数本を糊で接着するとどうでしょう、硬い棒のようになり曲げにくくなると思います。

実際のロッドは、その竹ひごがカーボン繊維で、糊がレジンとなり、レジンには柔軟性があるのでロッドとしてたおやかに曲がることができるのです。

ダイワでは、そのカーボン特製に合ったレジンを最小限で使う事により、カーボン繊維が密となっているロッドが出来上がるのです。

ロッドを作るうえでレジンは必要不可欠なのですが、多すぎればロッドの重量が増してしまう、いわばぜい肉となってしまいまうのです。


極鋭湾フグと極鋭湾フグ EXの違い〔後 編〕へ続きます



  林 良一  Facebook  instagram  X



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