林良一ブログ RYO'S METHOD

テクニカル系船釣りの技術論(METHOD)や精神論をメインに、ちょこっと料理のことなども!

2015年08月

今年の春頃、お知り合いの日刊スポーツの寺沢さんがBS釣りビジョンの人気番組「つりステーション」に出演された折、番組を観ていたら、「オフショアマガジンAPC募集」との短いコーナーがあり、幸い録画をしていたので募集要項をチェックし、考えてみて申し込んでみました。

暫くしてから「特定釣り具メーカー(僕の場合はDAIWA)さんと契約している方はNG」という連絡をいただき、それでは仕方がないと諦めていたところ、数日経って「書類審査は通りました。某日ミーティングがありますので釣りビジョンにお越し下さい」との連絡がありました。

「不採用だったのにどうしてだろう?」と連絡を取らせていただいたところ担当の方からは、「DAIWAのとある方とお話しをして、今回のケースでは特に問題が無いとの旨をいただきました」とのことで、晴れてそのミーティングに参加させていただいたのでした。


某日、地下鉄を初台で降り初めての釣りビジョンさんに向いました。

釣りビジョンさんの待合室には、ある釣り雑誌他でお馴染みの、写真、文章とも申し分ない有名な釣りジャーナリストの方もいらして(汗)、僕を含め9名の方が会議室に通されました。

そこでは今お世話になっている3名の方がオフショアマガジンの説明、動画、静止画撮影の仕方の説明や、文章のサンプルなどの提示をいただき、「このような内容ですが、皆様いかがでしょうか」と丁寧にお話し下さいました。


それから時は過ぎ、最初はベテランAPCの方とスタッフの方、僕との3人で同行取材に行かせていただく機会をいただき、その時釣りビジョンロゴ入りのライジャケとキャップを手渡されました。

次はスタッフの方のサポートをいただきながらの取材初陣、その間契約書が届き、ハンディーカム、デジカメ、三脚、カメラバッグ、APC特派員章、名刺などが次々と手元に届き、取材される側は今までも度々あったものの、取材させていただく側としての釣りを切り取り始めました。

先日は単独でカワハギ取材をさせていただき、初陣とのこの2つの取材記事が9月1日(火)にオフショアマガジンで公開(18時の予定)されるとのことで、嬉しいような恥ずかしいような気持ちが交錯しております。


そして釣りビジョンさんからは、来週にも取材へ行ってきて下さいとの連絡がありました。

頑張ってきます!

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【カワハギ釣り教室 at 池田丸さんのご案内】

神奈川県腰越の池田丸さんにて、9月6日(日)にカワハギ釣り教室を開催いたします。

詳しくはこちらをご覧いただけたらと思います。

よろしくお願いいたします。




釣りは楽しいものです。

でも、「釣れればなお楽しい」のは確かで、より多く釣りたいが為に、さらに釣りにのめり込んでいってしまうのかも知れません。

でも、釣っていて行き詰まり、つまらないなと感じてしまったらどうしましょう・・・


釣れない時は怏々として、次の一手、また次の一手と、ご自分の釣りの幹から枝葉を派生させ、新たな釣法を試してみたり、セオリー無視と呼ばれる(これが稀に上手く行く時もある)一見破れかぶれな釣法に手を出してみたりするものです。

しかし釣りは「魚」という相手あってのもの、自分一人の考えでは中々上手く立ち行かないものです。


カワハギ名手の方の中に「構える竿の角度が以前と違ってしまっていて、そこは分かっているのだが上手く直せずスランプになっている」という記述を読んだことがあります。

竿が重くて角度が変わる=重さで下がる のであれば、短い竿を使えばある程度解消できると考えられますが、今度は聞きアワセのストロークが短くなるので巻き合わせを併用するなど、また違った工夫も取り入れなければ、以前と同じタイミングやリズムで釣り続けることはできないのではと考えられます。

たとえば極端な例ですが、RV車でオフロードを走った後、レーシングカーでサーキット走行したとしたら、車も走る状況も全く異なり、慣れるのに時間が掛かることが想像できます。


竿を取り替えるだけでも長さが違っていたり、調子や硬さ、感度が違うので、それを体がアジャストする、「慣れる時間」が必要だと思うのです。

よくやってしまう例として、次々と釣り方を変えて行く、結果的にその日効果的ではない釣り方を様々試しているだけとなり、その先には答えが乏しいわけで、次の一手を出す前に戻る勇気を持ち、その戻った起点からまた方向修正して行き、決して間違った、その日のパターンではない釣り方で先へと行かないことが大切なのです。



釣れなくなったとき、スタイルを変えてみるのも一興ですが、何気ない気分転換が思わぬ落とし穴となることもあり、決して思いつきでするのではなく、そのデメリットも考慮しての代打輩出をしてヒットに繋げて行きたいものです。




今年のカワハギロードは既に開幕し、DAIWA公式HP内でもDKOの募集要項が告知されています。

DKOの関東予選は10月5~7日ですので、その日程の約2週間前、ほぼ潮が同様に流れる9月23日(水・祝)に、久比里の巳之助丸さんにて、DKO強化カワハギ釣り教室を開催いたします。

毎年竹岡沖を決戦の舞台として開催されるDKO。今年はどのような状況でどんな戦略が当て嵌まるのでしょうか?


DKO強化教室では、その竹岡沖の特長を踏まえ、くじ引きによる釣り座での攻め方、カワハギのサイズや活性によるエサのチョイス、基本的な釣り方から応用編などを出船前のレクチャーで述べさせていただきます。

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ポイントの竹岡沖では、ご参加の皆さまを1人1人回らせていただき、実戦さながらの状況の中、それぞれのタックルに合ったご指南をさせていただきます。

また、釣り方だけには留まらず、アサリの剥き方から締め方、釣り座回りの実践的な配置、大会参加に対しての心構えなどもお伝えできればと思っております。


参加ご希望の方は、巳之助丸さんにご予約いただくようお願いいたします。

日  程:9月23日(水・祝)

時  間:7時50分出船 7時20分位から船上にてレクチャーを始めます

ご予約:久比里・巳之助丸 TEL: 046-841-1089


当日はDKO予選突破の為のカワハギ釣り教室となります。

皆さまのご参加をお持ちしております。   



以前より「カワハギトップシーズンを前に、カワハギ仕掛け作り教室の開催を」とのお声をいただいており、8月22日(土)、JR田端駅近くの初恋屋さんでカワハギ仕掛け作り教室を開催させていただきました。

ご参加いただいたのは11名様。いつも沢山のご参加ありがとうございます。

仕掛け作り教室では居酒屋さんの小上りをお借りし、開店前の時間を使わせていただき真剣な仕掛け作り教室を、その後は楽しい懇親会を行っております。


当日皆さまは定刻にはお集まりになり、まずはカワハギ仕掛け作り教室での開始です!

最初にA4サイズで2枚、仕掛け作りを記したレシピをお配りさせていただき、僕オリジナルの4個のフックビーズを使い、根掛り対応にウイークポイントを持たせた仕掛けの使用法と特長を最初に述べさせていただきます。

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その後はレシピに沿って実際に、皆さまの目の前でユックリと仕掛け作りの勘所のご説明をさせていただきながらカワハギ仕掛けを作ってい行きます。

途中で随時質疑応答の場を設けながら進めてまいります。

真剣な目で僕の指先を見つめる皆さん。自ずと僕も真剣に、「息を呑むような」とは言い過ぎかも知れませんが、真剣な時間が過ぎて行きます。

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今回紅一点、お魚検定を取りたてのKokomiさんは、お配りしてたレシピにビッシリとメモを取られていました。

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1時間半近くの仕掛け作り教室の終了後は、楽しい懇親会の開催です!

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初恋屋さんは「魚河岸料理」と銘打っていて、新鮮な刺身、鮪のカマ焼き、大根に煮汁がしみ込んだあら煮、鮪のフライのヒレカツもどき、塩味の葱鮪鍋など、魚中心の美味しい料理が並びます。

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皆さんお酒が進む程に饒舌に、釣り談義が白熱して行きます!

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伊藤さん、沢山の写真をありがとうございました!

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ふと気がつくと、どこからともなく笛や太鼓の音色が・・・、表はお祭りのようで、窓越しにお神輿が通りました。

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皆さんは釣り座を・・・、いや、座っている場所をかえながら、楽しい話し、楽しい時は続いて行きます・・・

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宴たけなわでございます!

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楽しい時間はあっという間、仕掛け教室と懇親会で何と7時間余り、船で釣っている時間位皆さまと楽しませていただきました。

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ご参加の皆さまありがとうございました。何か得ることはございましたでしょうか。

開店時間前より小上りを使わせていただいている初恋屋さん、今回もありがとうございました。

今後ともご要望をいただける限り、船釣り仕掛け作り教室を続けて行きたいと思っております(現在湾フグ仕掛け作り教室開催のお声をいただいていてただ今企画中です)。

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【カワハギ釣り教室 at 池田丸さんのご案内】

神奈川県腰越の池田丸さんにて、9月6日(日)にカワハギ釣り教室を開催いたします。

詳しくはこちらをご覧いただけたらと思います。

よろしくお願いいたします。

久比里とカワハギ 4 〔DKO後編〕より続きます


今年のフィシングショーの折、DAIWA船ブースで行われたカワハギトークショーにご来場いただいた方々に、【カワハギ釣り大会で勝機を得るには】というタイトルで、僕なりのカワハギ大会への向き合い方を書いたものをお配りさせていただきました。
その内容を記し、「久比里とカワハギ」の最終章としたいと思います。



【カワハギ大会で勝機を得るには】


関東では毎年、カワハギの群れが固まり始める秋の初旬から、釣り具メーカさん、釣具屋さん、船宿さん主体のカワハギ大会が翌年まで続きます。僕は過去には、その年に開催されるカワハギ釣り大会のほとんど出場していた年もあり、その様々な大会の中で、今の自分の釣りの糧となった場面がありました。そういった中で「カワハギ大会で勝機を得るには」どうしたらよいのか?
僕なりの考えをまとめてみました。



個人的には最もステイタスのある大会と位置付けしているダイワカワハギオープン。DKOでは割と早い時期より予選が始まり、決戦の舞台である千葉県の竹岡沖は、水深が落ち込む航路縁までの、おしなべてなだらかな砂地で粒根が点在している場所が主だった開催場所となります。

フラットな海底形状、そう潮が早くないポイントですので、海底付近で縦横無尽に小さな群れとなって遊泳するカワハギが想像でき、船釣りにつき物の釣り座の優劣はあるにしても、それを緩和するような要素にもなっているようです。ただ、湾内である為に流入河川による濁りの影響、水温の変化などもあり、すぐにジッと隠れられる大きな根もそうなく「不安定な場所」とも考えられ、カワハギにとっては、ちょっとした環境の変化でピタッとエサを食べなくなったり、活性が上がったりもあると考えられます。そんなところが「魔物が住む」などと揶揄されるDKOの舞台、竹岡沖の特徴とも言えるようです。



こういった釣行毎に考察してきたことや、大会での自分の経験であるとか、海図から読み取れる水深や根、黒潮の蛇行他による水温や水色の変化、各船宿さんの釣果の変遷などを鑑み大会当日の釣り方を組み立てています。各論的には、カワハギの型によるハリサイズ≒エサのサイズ。活性、食い方による想像できうる釣り方、それによる仕掛けや竿のチョイス。潮汐や風向きを把握しておき、どの釣り座のクジを引いたとしても、最高のパホーマンスを発揮できるシュミレーション等々、勝機を得るには多岐に渡る要素があります。

そうした自分の組み立てをタックルに託し、開始の合図と共に孤軍奮闘するわけなのですが、どんなに想像して組み立ててみたところで、実際にはどこか異なる部分があるもので、猛者の集まる大会のこと、何か一つでも狂っていれば結果には繋がらず、その差異に早くに気が付き素早くアジャストすることが重要で、船を流しながらでも刻々と変わっていくカワハギの食い方の変遷に、距離を空けずして追従した釣り師に勝利の女神は微笑みます。



カワハギ大会で勝機を得るには、今まさに船上でのその日その時の状況を敏感に、いち早く掴み、それがどのような条件でも当て嵌め対応できる準備が必要で、緻密にして大胆であり、それを推し進めていくメンタルの強さも必要となってくると思います。



2015/1/312/1 横浜FSカワハギトークショーにてダイワフィールドモニター 林 良一



 

これはあくまでも僕の私見です。

ご参考になる内容があれば幸いです。


今年も熱いカワハギロードが既に開幕、DKOの募集告知もDAIWA公式HPで始まっております。

そして今年も「DKO強化カワハギ釣り教室開催を」とのお声もいただいており、現在日程を調整、企画しております!

また本日は【カワハギ仕掛け作り教室】です。こちらも真剣に、その後の懇親会は楽しくです。ご参加の皆さま、よろしくお願いいたします。





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