林良一ブログ RYO'S METHOD

テクニカル系船釣りの技術論(METHOD)や精神論をメインに、ちょこっと料理のことなども!

2016年09月

東京湾の秋の風物詩の1つに、スミイカ釣りがあります。

伝統的な、シャコをエサに使ったテンヤでの釣法の他、餌木を使ったエギスミイカ釣りも人気で、柔軟なティップを備えた、アナリスター エギスミイカで、スミイカがエギを捉えたアタリを増幅、アワセを入れた直後の「ドスン」という重さが魅力の釣りです!

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仕様する餌木の標準は2.5号。

そのカラーは色々とあるのですが、基本的には

①オレンジの背
②ピンクの背
③シルバー(マーブル)の腹
④ゴールドの腹

の組み合わせが基準となり、これに、何か変わり玉が1本、2本あれば良いのです。

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餌木をチョイスし、フロロ3号のハリスを1尋(1.5m)、10号の中オモリがあれば仕掛けは完成、小型ベイトリールに、細めのラインを合わせます。

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さて、今年はどんな「ドスン」が待っているのでしょうか?!

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開幕前から楽しみでなりません!

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吉久さんのHPより

エギングスミイカ船・・・7時出船   中オモリ10号
《10月1日(土)より開幕です!》
スミイカファンの皆様、お待たせしました!
エギングスミイカ船 今期は10月1日(土)に開幕します!
東京湾のスミイカ(標準和名:コウイカ)は昔から『江戸前』の高級食材としても重宝され、食べても最高に美味!
また、釣りの世界でも伝統的なテンヤ釣法(シャコ餌)や胴付きスッテ釣法などがありますが、当店(船)では例年通り『餌木(エギ)』を使うエギングスタイル重視で行きます!(スッテ釣法もOK!)
このエギングスタイルの面白みは、なんと言っても『アタリを取って、合わせて、掛ける!』ところ!
『シャクったら乗ってた』ではなく、『自分で掛けた』感を味わっていただきたい!
アタリを取り、しっかり合わせられたときに、手に伝わる『ズシッ!』というあの感触は最高!もちろん食味も最高です!
決して難しい釣りではありませんので、初めての方も挑戦してみてください!
初挑戦の方は遠慮なく船長に申し出てくださいね!
初挑戦の方、ベテランさんの方、皆様のご来店・ご乗船を心よりお待ちしております。

※道具・仕掛け
竿:エギスミイカ専用竿はもちろん、錘負荷10~20号、長さ1,5~2,1m程度のシロギス竿や小物万能竿、ボートロッド等でもOK、ひとつテンヤ竿にも向いたものもあります。強い(硬い・太い)竿は不向きです!
リール・道糸:小型両軸リール、PEライン1~2号を50cm以上巻いてあるもの
オモリ:中オモリ10号(~15号)(お奨めはフジワラ社製、アオリイカSPマッドブラック)
ハリス:ナイロン4号推奨(フロロなら3号前後)1,5m(正確に!重要!!)
エギ:各社、多種多様にあります。お好みで! ただしサイズは2,5号(以下)で! 初期は1,8~2号の小さいものが有利なことも、、。
※エギとハリスは必ず直結で!!スナップサルカン等は絶対に入れないこと!(重要!)
エギ(2,5号)、オモリは店・船で販売あります。 貸し竿もあります。
その他:使用後は捨ててしまってもいいようなタオル※汚れてしまっても構わないような服装で!




おはよう日本という、NHKの朝の番組があります。

その中で、「東京湾の旬の魚を釣って食べる(仮称)」という企画あり、その収録の参加依頼をえさ政釣船店さんよりいただき、ブロガーミーティング当日の朝より行って参りました。

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収録では、釣りをほとんどされたことが無い女性アナウンサーにカワハギを釣っていただき、帰港後は、釣人皆で、カワハギを食べるという内容でした。

当日は、実釣時間が正味3時間余りと短く、事前情報では、竹岡沖のカワハギはまだ固まっておらず苦戦が予想され、「料理にできる、そこそこ大きなカワハギが何枚か上がれば、そして、女性アナウンサーに釣らせてあげられれば」との思いでえさ政さんへ向かったのでした。

出船前、そのアナウンサーとのマンツーマンのレクチャーでは、「この、ロッドに付いているのがリールです。ハンドルを回転させると糸が巻けるでしょ。そして、これがクラッチ。こうやって、親指で押してみて下さい。スプールがフリーになり、糸が出て行きますね」とお教えしたのでした。

また「きっとまだ夏パターンだろう」と、小さなアタリを弾かず目感度に伝えるZEROをチョイスし、リールも軽量なエアド レッドチューン、ラインは紅牙 12ブレイドの0.6号、濁り潮との事前情報から、極浅場では快適シンカーSの金/パールホワイト、やや深場では快適船シンカーS RVの夜光とし、それぞれヒラヒラスカートも装着してのタックルとしました。

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そして、えさ政さんにこの方ありの強い味方、大熊さんも同船されるとのことで、僕と大熊さんとで、アナウンサーを挟む格好の釣り座での収録となりました。

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さてさて、タフコンディションの中、料理のシーンを飾れるカワハギは釣れたのでしょうか?

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「おはよう日本」放映は10月9日(日)、AM7:00からの予定です。是非ご覧いただけたらと思います。

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9月25日(日)、神奈川県長井の小見山丸さんにて、カワハギ釣り教室を開催させていただきました。

今回ご参加いただきましたのは19名様。いつも多くのご参加、心よりありがとうございます。

 

続々と到着するご参加の皆さまは、宿での受付けの後、釣り座決めの受付けを経て乗船、準備に余念がありません。

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釣り教室では、出船30分前にレクチャーを行っております。

レクチャーでは、簡単なカワハギの習性、適したタックル、仕掛け、釣り方等をお話しさせていただいております。

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さて、レクチャーを終え定刻に出船、ポイント到着まで船内を一回りし、個々にエサ付けの仕方をお伝えいたします。

長井沖は目の前がポイントゆえ、船を一回りしているとすぐに船はスローに。程なく、待っていた釣り開始の合図が出ました。

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開始直後、船中1匹目を釣り上げたのは井原さん。中型の、コンディションの良いカワハギでした。

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これもまあまあの型! 川崎さんは、軟らかなSFのティップを揺らしては時折止め、ゼロテンションでのアタリを捉えていました。

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産卵で傷んだヒレもピンと張り、綺麗なカワハギをGETしたのは松永さん。仕掛けを動かした後の止めで食わせていました。

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若井さんはその時の状況に合わせ、ロッドを取り替えながら臨み、着々と釣果を伸ばしていらっしゃいました。

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大石さんは、ロングハリスでコッパとと対峙、「またちっちゃいんだよな~」と言いながら嬉しそう。でも、そのコッパを釣るのが難しいのです。

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「カワハギ釣りに嵌っちゃっているんですよ~」と、楽しそうにお話しいただいた安藤さん。一番多くの質問もいただき、その熱心さが窺えました。

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自ら「トーナメンター」とおしゃっていた田中さん。流し替え毎の変遷を掴み、確実に掛けて行くところなど、お見事の一言に尽きました。濃い釣り談義、ありがとうございました。

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片山さんは、派手なタタキで仕掛けを揺らし、その後、食う間を与えてアタリを出していました。作戦成功、してやったりですね!

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大型を釣り上げたのは天野さん。色々なご質問をいただきながら、その時その時の状況に合わせられていました。

 

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さて、乗船前の船長からの情報通り、カワハギの型は大中小混じり、内コッパが半数近くという状況でした。

中盤、僕もロッドを携え船を回る前に人思案・・・

ハリは、小さなサイズながら、大型にも安心できる強度がある、パワースピードの7号を、朝から段々と緩くなってくる潮を鑑みて、活性が落ちていくであろう中、居食いをする、いわゆる「(食うのが)遅いコッパ」と対峙することを想定、ゼロテンションでのアタリをより大きく出す為にZEROをチョイス、そのZEROの軽さを損なわないよう、リールも軽量なエアド レッドチューンを、ラインもより細く、紅牙 12ブレイド0.6号、リーダーにタフロン4号を結節したタックルで臨んでみました。

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また水深が15m前後と浅く、潮色も比較的クリア、そして、前日まで、しばらく梅雨空のようだったの対し晴れ=水中の光量が多い と考え、快適シンカーは金/パールに、そのフラッシング効果を、更に魅力的に乱反射させる為に、ヒラヒラスカートのパール/蛍光レモンを一工夫して取り付けてみました。

 

釣り始めてみると、上潮は極緩やかに動いている中、下潮は止っているような状況でした。

50cm程底を切りヒラウチ、シンカー着底後オモリパタパタの後ゼロテンション。

ZEROのトップガイドのリング幅≒1mm余りの違和感 に即アワセし、上がってきたのはコッパちゃんでした(可愛)

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皆さんの間に割って入らせていただきながら、お話しをしながらの釣りが続きます。

そんな中、タチウオ釣り教室にもご参加いただき、その後は乗り合いで48本、竿頭になられた荒谷さん、「カワハギは難しいですね~」と、苦笑いでした。

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遊飯屋「酒舞」の店主の秋山さん、来月はそちらで、カワハギ仕掛け作り教室を開催させていただきます。お隣の蝦名さんとのデットヒートの行方はいかに・・・?

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その蝦名さん、3連荘などもあり絶好調! コッパのアタリを逃さず掛ける辺りは流石の一言でした!

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当日が、カワハギ釣りが初めてとおっしゃっていた夏目さん。カワハギXを携え、基本に忠実な釣り方で大型GETでした!

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「去年、りょうさんのインプレ動画を観て、リーディングを買ったんですよ!」と、不肖講師が涙ぐんでしまいそうなお声掛けをいただいた井上さん。ゼロテンション、又は宙で、そのグラストップならでは目感度で連荘、素晴らしかったです!

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「前はねぇ、竿頭だったんですよ。でも、今日は難しい・・・」とおっしゃられていた石川さん。それでも、大型を釣り上げられ、流石の腕前を披露でした。

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根気よく、一生懸命釣られていた高梨さん。ご自分で釣られた1枚には、一塩だったのではないでしょうか。

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電車釣行も鑑み1334-2を購入、当日初めて使った阿部さんは、「軽くて感度が良く、アタリが明確に分かります」とのことでした。こらから、沢山のカワハギ釣行を共にするするであろうロッドを握った横顔が、何か微笑んでいるように見えました。

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さて、潮が緩く、エサを食べるにもついばむような、ユックリとしたカワハギとの勝負、仕掛けを巻き上げ「やられた~!」と、ツルテンになったハリを見て苦笑いをされる方、自分で作った結界の中にカワハギを呼びこみ、虚を突いて掛ける方など、皆さん様々な釣り方でカワハギを攻略されていました。

 

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秋雨の晴れ間の、べた凪の釣り教室となりました。

ご参加いただきました皆さま、ありがとうございました。トリッキーなポイントが点在する長井沖、何か得るものはございましたでしょうか?

小見山船長、お母様、お世話になりました。

小見山丸さんでのカワハギ釣り教室はまた来年、同時期位に開催の予定です。

 

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    【今後の釣り教室のご案内】

 

  カワハギ釣り教室 10月10日(月祝) 勝山・利八丸さん

 

タチウオ釣り教室 10月9日(日) 鴨居・一郎丸さん

 

カワハギ釣り教室 10月23日(日) 腰越・池田丸さん


カワハギ釣り教室 11月6日(日) 久比里・巳之助丸さん

 

 

昨日、都内某所で、DAIWA船最前線のブロガーミーティングが行われました。


やはりそれは、最初はオフィシャルなお話しありきでありまして(ブチさんの表情が険しく写っていますが、たまたまです。いたって温和ですので)。

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その後は、待ってましたとばかりの乾杯、乾杯!

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乾杯後の3時間足らずは・・・、

「ZEROのゼロテンでのアタリの出方ははさぁ」、「10cmハリスって、幹糸に絡みやすくない? その防止法なんだけどね」など、かなりハイギアードな話しが、お酒が進む程に飛び交いました。


船最前線の〆はこの方、ここのところ、釣りに関する様々な番組に登場されています!

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そうそう、DKOの募集告知は先日出ましたが、気になるTKBは・・・

もう、ほんのちょっとお待ちください。

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COMING SOON !
 
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   【今後の釣り教室のご案内】


  カワハギ釣り教室 10月10日(月祝) 勝山・利八丸さん

タチウオ釣り教室 10月9日(日) 鴨居・一郎丸さん

カワハギ釣り教室 10月23日(日) 腰越・池田丸さん

カワハギ釣り教室 11月6日(日) 久比里・巳之助丸さん

カワハギ釣り・仕掛けの長さ<前編> より続きます


確かにPEラインは、伸びが3%前後という、伸び難くたいへん強度がある糸なのですが、その他の特長として、しなやかであることと、編み糸であることが上げられます。

ですので、PEラインを幹糸に使うと、感度を出すのには優れているものの、他の要素では、デメリットもあるよう感じられます。


フロロカーボンの場合は、仕掛けを弛ませた場合に、潮受けしながら緩やかな弧を描きながら、倒れ込んで行くことがイメージでき、潮が早い時は、それに応じて中オモリを打って行くわけなのです。

ここで

「一番上のビーズから仕掛けの上端までは、どの位の長さが適正なのか?」ですが、個人的には40cmの長さを取っています。

なぜ40cmなのか?

それは、4個のフックビーズを使う場合でも3個でも、上から下までのビーズ間が30~33cm程あり、それに40cmを足すと、仕掛けの全長は70cm余りとなります。

実際に釣っている最中は、そのビーズ間の長さと、上糸の長さをイメージしながら、その40cmの部分に、最適な中オモリの位置と号数を決め取り付け、理想とする仕掛けの動きを演出することを心掛けています。


「カワハギが釣れちゃった」ではなく、狙って獲る為には、何組作ったとしても、寸分違わぬ寸法の仕掛けを用い、それを海底付近で完璧に操作することにより、カワハギが最も反応を示すエサの動きが演出できるのではと考えています。



                                                  【今後の釣り教室のご案内】


  カワハギ釣り教室 10月10日(月祝) 勝山・利八丸さん

タチウオ釣り教室 10月9日(日) 鴨居・一郎丸さん

カワハギ釣り教室 10月23日(日) 腰越・池田丸さん

カワハギ釣り教室 11月6日(日) 久比里・巳之助丸さん


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