林良一ブログ RYO'S METHOD

テクニカル系船釣りの技術論(METHOD)や精神論をメインに、ちょこっと料理のことなども!

2016年09月

アナゴ釣りに傾注している時、並行して湾フグ釣りも楽しんでいたのですが、その頃の定宿で毎年発売される、いわゆる今年モデルのアナゴ竿を買っていました。

メインロッドがある中、そんな竿が余ってくるわけで、それではと、2本を対で使うその両方の穂先を同じ調子に削り、小さな軽量ガイドに付け替えました(下がノーマルのアナゴ竿)。

160922_125336


そして、いざ湾フグに使ってみました!

ところが・・・

手感度には響かず、完全目感度の釣りとなる(近年のロッドは、手感度アタリも出ます)湾フグ釣りでは、右の竿先を見て左の竿先を、そしてまた右を、左をと釣り進めていると、アタリがあるにもかかわらず、よそ見をしている時間が半分あるわけで、最初なかり苦戦を強いられました。

そこで・・・

左右のロッドで、1匹ずつのフグを釣ってこのロッドを畳み、通常の湾フグ釣りに戻したのでした。

でもそれから・・・

イイダコが沸いた年があって、イイダコ釣りも2本、対の竿での釣りなので、この竿を持ってイイダコ船に初乗船いたしました。

手返し重視の釣りの為、フロロの3号を巻いて行き、アタリ⇒アワセで竿を置き、ラインを手繰るということをしていたのですが、反発の強いフロロのこと、小型ベイトリールがバックラッシュしやすく、途中で下に巻いてあったPE0.8号にチェンジして釣り続けました。

釣果は?

303杯の大釣り! 次頭に100杯の差を付け、12Lクーラーのほとんどがイイダコで埋め尽くされたのでした。

それからこの竿は、イイダコ専用竿になりました(笑)

160922_125358


160924_073207



今発売の週刊つりニュース誌が、やっと手に入りました!


今回は、「カワハギ解読・移り変わりやすい状況をいかに把握するか」というタイトルで、先日、千葉県勝山の利八丸さんにてのカワハギ取材の内容が掲載されています。

160923_155445

160923_155432


僕は裏表紙にですが、表表紙には、我らがみやさんがバ~~ンと登場、こちらもカラー3ページで、読み応え十分、かやごん、「家もっちゃん」こと、増澤さんも誌面に登場されています!

160923_155237

160923_155230


また、近藤先生は大きなマグロを仕留められた記事にて、神尾さんはカワハギで登場!

160923_155417

160923_155322


カワハギ How To 満載mそして、お知り合い満載の、今発売号です!!

是非ごご覧いただけたらと思います。


                                         【今後の釣り教室のご案内】

  カワハギ釣り教室 10月10日(月祝) 勝山・利八丸さん

タチウオ釣り教室 10月9日(日) 鴨居・一郎丸さん

カワハギ釣り教室 10月23日(日) 腰越・池田丸さん

カワハギ釣り教室 11月6日(日) 久比里・巳之助丸さん


9月19日(月・祝)、久比里の巳之助丸さんにて、カワハギ釣り教室を開催させていただきました。

DSC01930

DSC01931

 

今回ご参加いただきましたのは23名様。いつも多くのご参加、ありがとうございます。

IMG_9265

 


さて、数日前から雨模様の予報でしたが、当日は曇り空、北よりの風がそよそよ吹き、もう、半袖短パンでは涼しい日並でした。

そんな出船前の船上では、今回もカメラマンの大さんが乗船、皆さまが釣っている姿を撮影させていただきました。

P9190002

 


出船30前より、釣り教室恒例のレクチャーを行います。

レクチャーが始まる直前、皆さまに舳側にご移動いただき、カワハギの習性、適したタックル、仕掛け、釣り方等をお話しした後、大船長が舵を握る、第20巳之助丸は出船いたしました。

IMG_9270

IMG_9292

 

IMG_9277

IMG_9268

 


久里浜港でスパンカーを立てた船は、東京湾に出ると、一路剣崎沖のカワハギポイントを目指しました。

釣り教室では、ポイント到着までの時間、船を一周させていただき、個々にエサ付けのレクチャーを行っております。


DSC01942

 


最初のポイントは、剣崎灯台の東沖、水深は20m前後からスタートです!

P9190005


開始早々、船中1匹目を釣り上げたのは種井さん。ZEROでのスタートダッシュ、お見事でした!

DSC01947

 


当日が、カワハギ釣りが2回目だとおっしゃっていた木村さん。中型カワハギを釣り上げ、してやったりの表情です。

DSC01948

 


こちらも、カワハギ釣りの経験が浅い久保さん。ところが、釣り開始から連荘!  みるみるバケツがカワハギだらけになって行っていました!

DSC01949

 


その久保さん、高木さんのお師匠さん的な存在の矢内さん。「僕は、カワハギのアタリがくると、よけて釣っていますから」と、回って行く度に冗談交じりの会話で周囲を和ませてくれます。釣りの腕前は一流です!

DSC01953

 


佐藤さんも中型をGET!  後ろには、なぜか、タモを持つ不思議な人が・・・(笑)

DSC01954

 


右舳の高木さん。ポイント移動をする度に良い型を釣り上げられていました、流石でした。

DSC01955

 


いつも、安定した釣果を出す秋保さんですが、当日は中々手が合わず、バラシが目立っていました。ただ後半、ペースを掴むとジワジワと釣果を伸ばしていらっしゃいました。

DSC01960

 


大内さんは今回、アサリを剥きながらの釣りに挑戦していました。それでも、そつなく釣るところ、流石です!

DSC01962

 


これは大きいカワハギです! やはり、こんな表情になっちゃいますよね、大石さん!

DSC01964

 


最初、苦戦されていた大森さん。中オモリを追加しながら、状況に合わせた釣りで、1枚目からはポツポツと、コツを掴んだよう、カワハギを釣られていました。

DSC01965

 


どなたのロッドも曲がらない時間帯、杉山さんだけが数を伸ばしていました。今度こっそり、その技術を教えて下さいね!

DSC01967

 


さて、剣崎沖を流し替えていた大船長でしたが、中盤より三浦半島の南側のポイントに移動しました。ここで僕もロッドを携え、皆さんの間に入れさせていただきながら、釣ってみることにいたしました。

ポイントを移動して、先ず気が付いたことは、潮色が、剣崎沖に比べてよりクリアになってきていることがありました。

ポイントは毘沙門沖辺りを中心に、20m前後でしたが、それよりも深い水深ではアタリが遠のき、全体的には、やや浅い水深を攻めることが長かったようでした。

そこで、潮はクリアだが、曇天~小雨模様という、自然光が少ないことを鑑み、快適船シンカーS RVのケイムライエローをチョイスし、シンカー付近には、快適カワハギヒラヒラスカートの夜光を装着、光量の少ない海底付近でも、シンカーを目立たせカワハギにアピールすることを心掛けてみました。

そして、出船前のレクチャーでは、「陸上の季節は秋へと移ろっていますが、水温はまだ夏のまま。ですので、産卵が終わって秋のように、エサを早く食べてしまうカワハギと、産卵終期、または直後のカワハギが混在する状況が予想されます。ですので、釣り方としては・・・」とのお話しをさせていただきました。

でも当日はまだ、完全に夏パターンの釣りとなり、スローな食いに合わせた誘いにカワハギの反応が良かったようでした。

また、北よりの風での影響で上潮が結構早く、底潮はそう動いていない2枚潮的な状況となり、午後からは、下潮が緩やかに上がる、完全な2枚潮となってしまいました。

その為、中オモリの号数が軽いと、仕掛けを弛ませようとロッドを下げても、上潮に押されたラインだけがたわむ状態となり、それではと、やや重めの中オモリにすると、今度は仕掛けが這わせ気味になってしまい、結果、トラギスなどのゲストのアタリが多発してしうといった、0.5号刻み+取り付ける位置を少しずつ変えながらの、微妙な中オモリの調整が強いられました。

そんな時は、操船する船長も難儀してしまうようで、操舵室から見えるラインが、ある人は艫方向へ、違う人は舳方向へ入っていたりと、それを修正する為に船の位置を微調整するも、それがかえってオマツリを誘発してしまったりと、中々難しい釣りとなりました。

 


ブログ撮影用に、ライフジャケットに取り付けている、ポーチに各号入れているワンタッチシンカーから、ポイント移動毎に細かく号数、位置を変え、その状況状況に合わせられるよう、仕掛け操作がイメージ通りにできるよう、最適な中オモリの号数を、きめ細かくチョイスすることがキモとなりました。

DSC01973


ロッド:極鋭カワハギAIR 1455AGS

リール:スパルタンRT TW

ライン:メガセンサー12ブレイド0.8号

 


そんな状況で、やや雨も落ちてきたこともあって、増々海中の光量が少なくなってきました。

でもそんな中、序盤苦戦していた川窪さんは、カワハギの口の中にハリを入れるコツを掴み始め、良い所にハリ掛かりさせることに成功されていました。

DSC01968

 


「何かダメだな~、何かが違う!?」と、頭の中に「?」が沢山あった高沢さん。お隣の杉山さんより、ZEROを借り受け釣り始めた途端、あれあれ、見事にカワハギGETでした!!

DSC01970

 


隣で釣らせていただいていたら、長島さんのロッドが伸され加減で大きく引き込まれています! タモ入れして上がってきたのは、当日最大、見事な尺ハギでした! 自己新記録、おめでとうございます!!

DSC01971

 


これも大きい! そして嬉しそう!! やったね、まこっちゃん!!

DSC01975

 


高沢さんのご友人、「ツヨポン」こと中山さん。先日タチウオ釣り教室にもご参加いただきましたが、今回もご参加下さいました。初めてのカワハギ釣りだったのに、〇沢さんより釣っちゃいけませんよ~(ナイショ)

DSC01976

 


「またさん」こと猪俣さん。「今日はどうも、コッパに好かれちゃって・・・」と、サイズがまあまあの1枚にパチリ!

DSC01977

 


貸し竿で挑戦されたのは山口さん、尺近い大型に、思わず表情も崩れますよね!

DSC01979

 


廣瀬さんはコッパのダブル! 小型程口が小さくエサ盗りが上手く、敏捷性もあり、掛けるのが難しいんですよね。お見事!!

DSC01980

 


苦戦されていましたが、最後まで諦めなかった今井さん。沖上り15分で2枚連荘、これには僕も、たいへん嬉しかったです。

DSC01991

 


高須さんは、静かな釣りで、気が付くと、クーラーにカワハギが溜まっています。これも中々の大型です!

DSC01994

 


大型ほど、「モゾッ」とか、アタリが小さい場合があります。そこを見事にフッキング、お見事でした宮沢さん!

DSC01995

 


秋のトップシーズンに向っているカワハギ釣りですが、当日は完全に夏パターンでした。

それを何時気付くのか、気付いたら、どういった一手を打って行くのかが、早い段階での1枚に繋がってきます。

その導き出したパターンも、長く続くことがないカワハギ釣り。

カワハギがレーシングカーで、コースの無いレースだったとしたら、その先頭にいるカワハギを追尾、どこで曲ろうが、テール・ツー・ノーズ(車間を開けず)で、いつもスリップストリームに入っている釣り人に、カワハギ釣りの女神(存在は不明)は微笑みます。

 

今回は、

①秋パターンに向っていくはずが完全なる夏パターン

②浅場ながら、変則した2枚潮に対する、最適な中オモリの号数、位置

が、釣果を左右する大きなポイントだったと思います。

 


ご参加いただきました皆さま、ありがとうございました。何か得るものはありましたでしょうか。

巳之助さん、大船長、女将さん、今回もお世話になりました。

IMG_9306

 


【今後の釣り教室のご案内】

  カワハギ釣り教室 10月10日(月祝) 勝山・利八丸さん

タチウオ釣り教室 10月9日(日) 鴨居・一郎丸さん

カワハギ釣り教室 10月23日(日) 腰越・池田丸さん

カワハギ釣り教室 11月6日(日) 久比里・巳之助丸さん

 

標準的なカワハギ仕掛けは3本バリで、幹糸には、3個のフックビーズが付くことになり、ビーズが4個付いていても、競技などではその3ヶ所にハリスを挟み込み使うことになります。

オモリからは、個々工夫を凝らした様々な枝間を取り作製、MV仕掛けでは船上で、その時々の攻め方、釣り方によって枝間を変えることができます。


カワハギ仕掛けは、その幹糸とフックビーズ、ハリスとハリが主だったパーツであり、サルカンやスナップ等も使われています。

通常幹糸と成り得るフロロカーボンは、張りがあるゆえ絡み難く、ナイロンよりも伸びが少なく、仕掛けに適した糸と言われています。

カワハギ仕掛けを作り際、枝間を決め、フックビーズを配すのですが、一番上のビーズから仕掛けの上端までは、どの位の長さが適正なのでしょうか?


これは、「10人のカワハギ名手がいれば、10通りの釣り方がある」の喩えのように、様々な意見があるところだと思います。

仕掛けの上部分の糸が長ければ長い程、PEより伸びがあるフロロカーボンの幹糸は、カワハギの小さなアタリを減少傾向にしてしまうことが考えられ、横方向にかかる潮の流れの影響も、幹糸が太いほど大きいと考えられます。

「では、PEラインを幹糸にしてしまえば良いのでは!」という、最もなご意見も聞こえてきそうです。


カワハギ釣り・仕掛けの長さ <後編>に続きます


                                                    【釣り教室のご案内】

カワハギ釣り教室 10月10日(月祝) 勝山・利八丸さん

タチウオ釣り教室 10月9日(日) 鴨居・一郎丸さん

カワハギ釣り教室 10月23日(日) 腰越・池田丸さん

カワハギ釣りの本格シーズン直前、「カワハギ仕掛け作り教室」を開催の告知をさせていただきます!


一見シンプルに見えるカワハギ仕掛けに一工夫、ウイークポイントを持たせることによってPEラインを高切れさせることなく仕掛けが切れる方法や、誘導式にして取り付けるケミホタル、捨てオモリの作成法などを、オリジナルの4個のフックビーズを使った仕掛けを作りながら解説させていただきます。

11218214_1598537620409599_4951924962627889736_n



仕掛け作り教室では、仕掛け作成法のレシピをお配りし、随時ご質問を受けながら進行して参ります。


真剣な仕掛け作りの後は懇親会(飲み会)を行っております。

11899818_1598538060409555_2681809949545672388_n


C360_2015-08-22-18-50-25-349




日 程:10月16日(日)

会 場:遊飯家 酒舞(さぶ)さん 東京都西東京市富士町3-4-19  ℡:0424-65-0521
    西武新宿線の東伏見駅より徒歩5分位

時 間:15:30頃から仕掛け作り教室 17時頃より懇親会(飲み会)

会 費:4500円

参加ご希望の方は、こちらにコメントをいただくか、facebookにメッセージをいただければと思います。

14218214_1038442779606363_2057376486_n


是非ご自分で作った仕掛けでカワハギ釣りを、そして、釣りを通しての出会いの場としていただけたらたと思います。

                                            

                                                    【釣り教室のご案内】

カワハギ釣り教室 10月10日(月祝) 勝山・利八丸さん

タチウオ釣り教室 10月9日(日) 鴨居・一郎丸さん

カワハギ釣り教室 10月23日(日) 腰越・池田丸さん



↑このページのトップヘ