林良一ブログ RYO'S METHOD

テクニカル系船釣りの技術論(METHOD)や精神論をメインに、ちょこっと料理のことなども!

2017年01月

1月28日(土)、羽田のえさ政釣船店さんにて、湾(アカメ)フグ釣り教室を開催させていただきました。

今回ご参加いただきましたのは21名様。いつも多くのご参加、ありがとうございます。

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釣り教室では、出船前にレクチャーを行っております。

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レクチャーでは、湾フグ釣りと外洋のフグ釣りとの違い、適したタックル、仕掛け、釣り方などをお話しさせていただいております。

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レクチャー終了後、岩越船長が舵を握る船は、東京湾の中部、神奈川県側のポイントを目指します。

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レクチャーではお伝えしきれない、大切なエサ付けは、ポイントまでの航行中に船内を一回り、少人数単位でお伝えさせていただいております。

 

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ご参加の冨永さん、偶然?のペアルックに付き、2人でハートマークを作りパチリ!

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当日は、朝は寒かったものの、ポイント到着の頃より暖かなそよ風の、早春のような日並となりました。

最初ポイントは本牧沖の堤防際を攻め、風に押され船が下がりながら堤防をトレース、端まで来ると船を最初の位置に戻し、トレースし直しました。

そんな中、岩澤さんに中型のアカメがヒット! 釣り上げられて怒っているのでしょうか、命一杯膨らんでいる姿が可愛くもあります。

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今回も、カメラマンの大さんが乗船、皆さまの釣り姿、ヒットシーンなどを撮影させていただきました。

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矢内さんも本命を早目にGET! これで一安心、後はユックリとマイペースで釣られていました。

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ペアルックの冨永さんは、2流し目から怒濤のヒット! この場所で6~7匹のアカメを釣られました。

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「湾フグは4回目です」とおっしゃっていた並木さん。正確な誘い下げとゼロテンションで、すぐに1匹目を釣り上げていらっしゃいました。

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こちらは湾フグ釣り初めての築館さん。ゴールドのタイドブレーカーが効いたのか、この日5匹と大健闘でした!

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鈴木 利枝さんは、本人が「裏本命」と言っていたマダコをGET! 2.5キロ位の大物でした!!

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高級ゲストのアイナメを釣り上げたのは廣瀬さん。この後、美味しそうなカレイも釣り上げていらっしゃいました。

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伊藤さんもアイナメをGET! この後、ちゃんとアカメフグも釣り上げてらっしゃいました。

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さて、今回僕は、ダイワの新製品「遊動テンヤ+SS」のシンカー部分を、湾フグのチラシバリ仕掛けに取り付け使ってみました。

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タックルは、信頼のアナリスター湾フグに、リールはエアド レッドチューンラインは紅牙12ブレイドの0.6号、Sap Sasのカットウを使用いたしました。

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遊動テンヤ+SSは、仕掛けを通す穴を違えることで、早く落下させたり、遅く落下させたりを選ぶことができます。

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中盤から、このようなタックル、仕掛けで、ご参加の方々に釣り姿をご覧いただく為に船内を回らせていただきました。

最初は左舷のスーパー舳から始めましたが、そこでの数投目、カーブフォール直後の小さなアタリに掛けに行くと、横っ走りを見せながら、中型のアカメが上がってきました。

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初めて使うオモリゆえ、その一方に仕掛けを通してしばらく釣りをし、また違う穴に仕掛けを通してなど、色々と試してみました。

落下速度が遅い場合は、投入して海底まで沈めるまでに時間は掛かるものの、誘い下げはたいへんしやすい感触でした。

 

さて、苦戦していた佐藤さんも見事にGET!「中々アタリがなく、苦労しました」と、会心の1匹でした。

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軟らかめのロッドをお使いになっていた永沼さん。理想的な位置にカットウガ掛かっています。お見事です!

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苦戦していた「ゴウちゃん」こと三浦くん。でも、今までの経験を総動員し、やはり釣り上げて行くところは流石です。

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山﨑さんは、アタリを待つゼロテンションの精度に留意しながらアタリを出していました。

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今回釣られた方で12匹のアカメフグを手にされました。

春を思わせる、うららかな日並の湾フグ釣り教室でした。

 
ご参加の皆さま、ありがとうございました。何か得るものはありましたでしょうか。

えさ政さん、岩越船長、お世話になりました。

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次回のえさ政さんでの湾フグ釣り教室は2月18日(土)、ご参加の皆さま、よろしくお願いいたします。

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カワハギ釣り・ベストな釣り方をリサーチする 〔中編〕より続きます


「エサを盗られること」は恥ずかしい事では無く、「カワハギを釣り上げる」ということにかなり近づいていることになるのです。

反対に、エサが盗られなければ、エサを見ているかも知れませんがカワハギとの接点は無く、釣り上げることから遠い状態と考えます。

ではどうすれば?

アタリがあった状態≒エサが盗られた状態が、前記した①~⑦のどこであったのかを鑑み、そこでの誘いを早くすることによって、カワハギとの接点が生まれます。

カワハギには手がありませんので、エサには口でコンタクトしてきます。

その時、「エサ盗り名人」の異名を持つカワハギのこと、エサが食べやすい状態=カワハギの活性よりも、エサがユックリと動いている、又は止っている状態では、ハリからエサはすぐに剥ぎ取られ、いわゆるツルテンの状態となってしまいます。

そこで、エサの動きを段階的に早くしてやることで、エサ盗り名人の早さにエサの動きが近付き、並んで、追い越す辺りでアタリが出てきます。

ここでアタリとは?

カワハギの口の中に、エサに仕込まれたハリが入った状態で、仕掛けが張られ、カワハギと竿先との相対距離が変った時の重さの違いであったり、カワハギが頭を振る挙動、果ては、ハリを吸込む微細な変化、歯でハリを噛んだ感触であったりします。

幹糸が弛んでいる状態であれば、それを張る時にアタリが出ることが多く、聞きアワセをすることによって、歯の裏ではない場所にハリ掛かりさせることが大切で、ゼロテンションで幹糸が張っている状態の場合は、エサを口の中に入れたカワハギが違和感を感じるようで、エサやハリを吐き出す時間が短くなる為、短いストロークの即アワセが有効となります。


そういった、一連のリサーチからエサを盗られる状態、早さを導き出し、そのスピードを徐々に上げて行くことで、カワハギを掛けるという行為とシンクロさせて行くのです。

そんな、釣り教室でお伝えしている釣り方で、去年のDKOもファイナルに駒を進めることができましたし、よっぽどのことが無い限り、船下の攻略では、この方法を崩すことはありません。


ベストな釣り方をリサーチすることは、僕の釣りの中では、かなり重要な位置付けとなる部分となっています。

その、リサーチする時間を短くするために、釣果情報、黒潮の蛇行、水温など、予めご自宅でリサーチして分析するこが大切なことも、付け加えておきます。


カワハギ釣り・ベストな釣り方をリサーチする <前編>より続きます


具体的には

カワハギ釣り教室のレクチャーで、その誘い方については毎回時間を割くところで、ご参加の皆さまにはこんな風にお伝えしています。

まず、宙から底、果ては這わせ釣りをイメージした誘いを、一連のルーティーンの中でやってしまうのです。

細分化してみると

①先ず、開始の合図と共に、エサの付いた仕掛けを投入、底立ちを取ります。

②オモリを1m前後底から切り、その場でヒラウチさせます。
  潮の濁り、天候、水深などを鑑み、オモリの色のチョイスを予めしております。
  例えば クリアな潮・浅い水深≒海底の光量が多いと判断、フラシング効果が期待できるゴー   
  ルド系やホログラム系など
   濁った潮・深い水深≒海底の光量が少ないと判断、蓄光タイプ、膨張色のホワイト系など

③ヒラウチをしながらオモリを底まで、ユックリと下げて行くのですが、その間にアタリが出ればヒ   
  ラウチをストップ、次のアタリを感じたら5cm程仕掛けを下げ、カワハギを下に向かせ食べな 
  れている格好にさせ、ハリを上から食わせた直後に聞きアワセで掛ける。

④アタリが無くオモリが着底したら、海底でオモリが寝たり起きたりする、いわゆる「オモリパタパ
  タ」を繰り返し、ヒラウチに興味を持ち、仕掛け付近に寄ってきたカワハギに、エサを食べさせ
   ない「おあずけ」状態を作る。

⑤目の前で、動くエサを食べられないで興奮状態、活性の上がったカワハギに、オモリパタパタ
   を止めてやることにより、エサを食べやすい状態にし、ゼロテンションでアタリを待つ。
    ここでアタリが出たら、ロッドを30cm程跳ね上げる即アワセで掛けに行く。

⑥アタリが出ない場合は、仕掛け上部の中オモリを使って、幹糸を弛ませる⇔沢山弛ませる、
  言替えると、仕掛けを少し寝かす⇔大きく寝かす を繰り返し、カワハギの目の前の定点で、
   エサを揺らす誘いを繰り返してみる。

⑦それでもアタリが出ない時は、中オモリを底に着けてしまうことも考え、仕掛けを止めるステイ
   の時間を長く取り、「動かさないことが誘い」という考え方も入れながら、極々スローな釣りを展
   開してみる。

これを繰り返しながら、どこでカワハギが食ってくるか、どこでエサを盗られてしまうかをリサーチするのです。


カワハギ釣り・ベストな釣り方をリサーチする ≪後編≫へ続きます


ユックリとオモリを=エサを下げて行くことが誘いとなる湾フグ釣りですが、釣り教室のレクチャーでそのスピードは、「秒速1cm」とお伝えしています。

これは、エサであるエビの尾を海に投げ入れた時、概ねその位のスピードで沈下することからなのです。

では、なぜ誘い下げなのかというと、底にあるエサよりも格段にフグに発見されやすい=アピール力が大きいからなのです。

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さて、そうしてフグにアピールする誘いでは、カワハギの釣り方同様、下オモリを目立たせることもポイントとなってきます。

また、タングステンシンカーは比重が大きく、同号数なら体積を小さくすることができ、アタリをより大きく出します。

タングステンは硬度も高く、底とのコンタクトが手感度で大きく響き、キャストの飛距離アップも望め、紅牙 ベイラバーフリーTG タイドブレイカーH(ヘッド)では、グロスメタリックのアピールカラーが幾つかラインナップされています。

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また、紅牙 ベイラバーフリー ヘッドにも、魅惑なカラーラインナップがあり、重さも30g(8号相当)とピッタリです!

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また今回、テンヤとカブラをスイッチできるタイプの、湾フグ釣りに適していそうなオモリが発売されました!

その名は、紅牙 誘導テンヤ+SS!

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仕掛けの糸を通す穴の位置によって、オモリとしての性質が変わる設計となっています。

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湾フグ釣りに適した号数、カラーも充実していて、鉛素材ならではのメリットもあります。

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本日の湾(アカメ)フグ釣り教室の折に、試してみたいと思っております。




私、林 良一が主催させていただいている RYO'S METHOD では、1年を通して幾つかの、釣りを通してのイベントがあります。

それは、有志が主催してくださる懇親会、いわゆる飲み会もあり、忘年会だったり、新年会だったり、DKOお疲れさん会などもあります。


去年のフィシングショーの後には、釣り仲間が集まり、新年会という形で懇親会を開いていただきました。

ここで、「新年会という形」とは、去年、僕がDAIWAのフィールドモニターからフィールドスタッフになったことを釣り仲間がお祝いをしてくるといった意味合いがメインであったようで、いつもブログを書いている僕に、赤い万年筆=レッドチューン を皆から記念品として頂いたのです。

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その時の模様 FS後の新年会・サプライズ編

2次会では宮澤さんも合流、カラオケなども始まり、楽しく思い出に残る日となりました。


先日の極鋭カワハギ友の会 懇親新年会は、その新年会の流れを組みながら、今年からはfacebook内での極鋭カワハギ友の会のイベントとして、多くの方々と釣りを通しての喜びを共有することができました。


そうそう、RYO'S METHOD の年間イベントです!

そういった新年会の後は

6月  えさ政さんの温泉パックを利用させていただいているチャリティー釣り会
     宮城県を拠点としたボランティア団体海さくらさんに寄付・この会で第9回目となります

8月  1日に行う巳之助丸さんでの剣崎沖解禁カワハギ仕立て
     一昨年より宮澤さんの発案で、山下丸さん、山天丸さんと3軒合同で開催
           今年巳之助丸さんでは、動画撮影いたします

11月 えさ政さんの温泉パックを利用させていただいているチャリティー釣り会
     宮城県の仮設保育所さんに寄付

が主だったイベントとなります。


ありがたいことに、チャリティー釣り会にも、剣崎沖解禁カワハギ仕立てにも、参加希望の声が多数寄せられてきております。


今年の年間イベントはパワーアップ、もう少し大きくして行けたらと思っております。


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