自宅のカーペットの上はありましたが、実験を重ねたオモリを携えいざ実釣です!
船に乗り込み、まずは苦心の作である仕掛けをに船長に見せてみました。
すると・・・
一瞬手に取ってはくれましたが「こんなの釣れないよ」とそっけない反応でした。
実際に使ってみると釣鐘オモリの時と比べ、アタリが大きく明確に出て、イソメの先端を食っている前アタリと、ハリ先がアナゴの口の中に入っている、いわゆる本アタリとの違いも明確に分かりました。
それもオモリを1㎝浮かすことなく海底に付けたままでなのです!
※余談ではありますあが、これが僕のゼロテンションの始まりだったのです!
顔見知りの常連の方に使ってもらうと「アタリが出すぎて早アワセになっちゃうよ」とのことでした。
そしてこのオモリ、前記の仕掛けと共にアナゴ釣りの3シーズン目の開幕日から使い、3日連続で60本オーバーの釣果(この日の下船後船長より『新名人誕生だ!』というお冠をいただいたのでした)、次が50本台だったと記憶しています。
ただ、この遊動丸オモリにも欠点があり、長浦から湾奥にかけてのアナゴのポイントは泥底が多く、小突いているとオモリが泥に潜ってしまいます。
そこで泥底のポイントでは、泥に潜りづらい釣鐘オモリを遊動にしたもので対処しています。
また、底を「コツコツ」感じながらの、手に伝わる小突きの感じも釣鐘形の方がハッキリと分かります。
仕掛けの取り付け方は、仕掛けのスナップをオモリから出た短い方の丸カンに取り付けるのですが、その上に点滅ライト(後記いたします)が付くので、チョイ投げしたとき、オモリを中心にライトと餌が回ってしまったり、掛けたアナゴを取り込む時オモリより上を持ってしまうと、船上で外すときなどバランスが悪く手前マツリをすることもあり、決してさばきのよい仕掛けではないのです。
遊動丸オモリの作り方ですが、まず中通し丸オモリの上下の穴を、ナイフ等を使って丁寧に座繰(面取)ります。
座繰った穴の片方に小さなビーズをはめ込み、瞬間接着剤で固定します。
次に仕掛け糸をビーズの付いたオモリに通し、両端に丸カンをスリーブ止めします。
ビーズのある方の糸を短く八の字結びをします。
この結び目がビーズに通らず、強くアワセをいれたときでも、スリーブがビーズに食い込むのを防ぎます。
この写真は、当時通っていた船宿さんでアナゴ釣りの名人戦を開催、86本を釣ったときの仕掛けです。
前記の新品の仕掛けと比べると随分とくたびれているのがお分かりいただけると思います。
これは「お守り」としていつも、仕掛けを入れているタッパーの底に仕舞ってあります。
さて次回は、「点滅ライト、リーダー、PEライン」等について記載しようかと思っています。
【アナゴ考4・点滅ライト】に続きます
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