これも、カワハギ釣り教室でのご質問なのですが、「カジ付きオモリってあるんですけど、カジ付きの方が良いのですか？ 何でカジ付き？ どういった意味があるのでしょうか？」といったものがありました。



カジ付きオモリとは文字通り、船の方向を決める「舵」のようなプレートが取り付けられているオモリのことなのです。

出は何で、カジが付いているオモリと付いていないオモリ(こちらの方が圧倒的に多い)があるのでしょうか？

現在では、ドウツキ仕掛けというと、ハリスとミキイトの接続にプラ素材であったり、フックビーズであったりの「幹糸に対してハリスが回転してしまうことによる撚れを取る」接続部品があります。

仮に20㎝のエダス(ハリスが幹糸に接続されるとエダス「枝素」、ハリスは「針素」、「幹糸」)がミキイトから出ている仕掛けがあるとして、エサを付けて海底に沈めるとします。

その時カジの無いオモリでは、沈下中や釣っている最中に、潮の流れによってオモリが回転してしまうことがあります。

そうすると、撚れが取れる接続部品を使っていなければ、エダスはミキイトに絡んでしまします。

この「オモリの回転」を防ぐのがカジの役割で、潮の流れを受けながら、常にオモリは一定方向に、回転することがなく、エダスが絡みつくトラブルを無くせるのです。


では、「現在では、カワハギ釣りにフックビーズを使っているのにカジ付きオモリなのか？」といった疑問が頭に浮かぶことでしょう。

フックビーズは、オモリが回転して＝ミキイトが回転しても撚れることはありません。


ここで、カワハギ釣りのテクニックを考えてみると、「ヒラウチ」であったり「オモリトントン」であったり、オモリに動きを与えてカワハギに興味を引かす＝カワハギを寄せるテクニックがあります。

ここで大切なのは、オモリのフラッシング効果で、好奇心の強いカワハギに、いかにオモリを目立たせて接近させ、エサを発見させるといったことなのです。

カジ付きオモリは表面積が大きく、その効果をより強く出せるのではないかと思うのです。



また、別のアイデアでカジの付いたオモリも思案中、こちらはアピール＋〇〇〇を狙っています！

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