林良一ブログ RYO'S METHOD

テクニカル系船釣りの技術論(METHOD)や精神論をメインに、ちょこっと料理のことなども!

2023年08月

エギスミイカ釣りの勘所 <前編> より続きます


③釣り方

船長の合図が出たらまずエギを海面に落とし、エギの流れ行く方向とは反対に、ハリスを張るように中オモリを落とします。

中オモリが着底したら一旦底を切り(オモリを底から放し)底を取り直しラインの弛みを取ります。

そこから船長の指示ダナに従って中オモリを切ります。

たとえば「タナは1メートル」であれば、中オモリ着底後ラインのマーカーを見ながら1メートル中オモリを海底から切ります。

ロッドは少し下方に構え、ラインとロッドはやや鈍角にしながらアタリを待ちます。

底はなだらかな砂地の場合が多いのですが、その「なだらか」ゆえ、徐々に駆け上がったり下がったりし、タナは常に変化していると考え、煩瑣なタナ取りが正確なエギの泳層をキープします。

アタリはロッドティップに「ツン」という挙動の後、あたかも、海中のエギに布がくっ付いたような重みとなって表れます。

ここで「ツン」とは、イカの触腕がエギに触れた挙動で、この直後瞬間的に残りの8本の腕でエギを抱きに来ます。

アタリはその「ツン」が無く、ジワッと重みが乗ってくる場合も多いです。

ここで大きくロッドを煽って、エギに抱きついているイカをカンナ(ハリ)方向にずらして掛けます。


④周りが釣れていて自分にアタリがなかったら

まずタナをより正確に取ることを心掛けてみましょう!

釣りをしていてアタリのような「穂先がフッと入っては戻る」があり、アワセを入れてもイカではない場合は、エギが底に擦るように引かれています。

上げてくると小さな貝殻の破片や、底生植物などの一部がカンナに付いている時も同様です。

こんなときは、同じタナを取るのですが、それからリールのハンドルを1/4ほど回し、タナを10数センチ切ってやると良いです。

またタナが高すぎてもイカは乗りませんので、そんな時はラインのマーカーを見てやはり10センチ単位でタナを低くして行きます。

底スレスレにエギが泳ぐようなタナ取りが大切となってきます。


エギのカラーについては、釣れた方の色を参考にすると良いかも知れません。

14997165_873009896169789_244976872_n


一般的に濁り潮の時はピンクの背やゴールドの腹が効く時がありますが、こればっかりはイカに聞いてみるしかありません(笑)


イカを掛けたらロッドを一定の曲がりに保ちながらポンピングせずにリーリング、海面に中オモリが見えたらストップ、中オモリを取りロッドを置き、次に「イカが掛かっている『エギを掴み』ます」

b603402b-s


この時エギを回して茶色の背側を自分の方へ向け、スミの出る腹側は海側に向けるように、イカの目と胴体の間の窪みあたりを人差し指と親指でギュッと掴めばスミが吐けなくなります。

そうやってイカを掴んだまま、水の入っていないバケツの底にイカを置くようにして静かに離します。

PA070036


【釣り教室のご案内】
カワハギ釣り教室 at えさ政さん・募集中!お後6名様となりました。
カワハギ釣り教室 at 巳之助丸さん募集中!
〔News〕エギスミイカ釣り教室企画中!

※会社の釣りクラブや、釣り好きのお仲間での、プライベートでの釣り教室もお受けしております!

お気軽にご相談いただけたらと思います。ブログ右上の「メッセージ」にてお問合せいただけたらと思います。


スマホの場合はブログ画面下端までスクロールしていただき「PCモード」にしていただくとメッセージ欄が表れます。


プライベートでの平日開催の釣り教室もご相談うけたまわります。

先日の夏カワハギ釣り教室では、帰りの航行中に高崎からいらした方と色々とお話しをしながらの帰港でした。

その中で、8月21日にリリースさせていただきました水雷という竿というブログ記事の話しになりました。

竹でできている和竿での釣りをされるその方、竿を作る竿師の方からも「水雷」という竿を聞いたことがあるのだそうですが、なぜ水雷というのかが不明だったそうなのです。

またかなり以前に書かせていただきました、脈釣りの語源についても言及いただいたりと、たいへん嬉しいお話しを多々いただいたのでした。


そんなお話しの中、釣り教室のレクチャーの話しになりました。

「釣りでは専門用語も多いですよね」と言うその方、いつもレクチャーで気をつけている「切る」お話しをさせていただきました。


釣りでは「オモリを切る」とか「底を切る」といった言葉を使いますが、それはオモリを2つに切断するとか、海底を刃物で切るわけではありません。

オモリを底から離す事を「オモリを切る」または仕掛けやオモリなどを海底から離すことを「底を切る」と言う言い方をします。

ただそれは、釣りをする方でしたら周知の通りなのですが、初めて釣りをなさる方には、日本語として理解はするものの、その意味は理解されない事があると考え、釣り教室のレクチャーではそんな所をもう一段階解説しながら解説させていただいております。


釣りの経験が長く人生の先輩でもあるその方、また釣り教室にご参加いただけたらと思っております。

RIMG3651


【釣り教室のご案内】
カワハギ釣り教室 at えさ政さん・募集中!お後6名様となりました。
カワハギ釣り教室 at 巳之助丸さん募集中!
〔News〕エギスミイカ釣り教室企画中!

※会社の釣りクラブや、釣り好きのお仲間での、プライベートでの釣り教室もお受けしております!

お気軽にご相談いただけたらと思います。ブログ右上の「メッセージ」にてお問合せいただけたらと思います。


スマホの場合はブログ画面下端までスクロールしていただき「PCモード」にしていただくとメッセージ欄が表れます。


プライベートでの平日開催の釣り教室もご相談うけたまわります。



今季第2回目となる夏カワハギ釣り教室をえさ政さんで開催させていただきました。

 

宿のテラスで受付を構えているとそこり間近の多摩川には、大きなクロダイやスズキの姿がありました。

 

皆さまがお揃いになりレクチャーを開始いたしました。

 

カワハギの剥製をお見せしながら生態についてのお話しをさせていただいております。

 

タックル、仕掛けの解説の後は実際の釣り方についてお話しさせていただきました。

 

レクチャー終了後、大船長、女将さん、佐川船長のお見送りを受けて出船いたしました。

 

航行中は魚との接点となるエサ付けを個々にお伝えさせていただきました。

 

ポイントの竹岡沖までは航程約1時間20分、曇りがちな空の下を北風に追われるように航行いたしました。

 

 

 

上げ始めの潮から開始しましたが、そう潮が流れていない感触でした。

 

皆さまをユックリと一周した後、今度はロッドを携えお二人おきに釣り座に入れさせていただく格好で船を一周いたしました。

底潮は少しは流れているのでしょうが、やや強い北寄りの風の為上潮は下げているようです。

でもあまり二枚潮と言った感は無く、船下でもキャストしてもオモリのハンドリングに難はありませんでした。

着底後ラインを張り⇨オモリを切ってヒラウチしながら下げて行き⇨オモリトントンさせながらステイ⇨次にマイナステンションにして中オモリが落ちかけたところで鋭く跳ね上げる⇨ステイの中で微細な居食いアタリを探す。

といった釣りを繰り返す中、ゼロテンションで止めていた極鋭湾フグにごく小さなアタリ!

低活性の寝ているオモリを半分起こすように小さく聞き上げると、カワハギが頭を振る「引き」になったところで聞きアワセ、小さいながらさい先よく1枚釣り上げられました。

 

 

 

定刻まで釣り切り沖上がり、北の風に向かいながらの涼しい帰港でした。

下船後は宿の裏手にて、当日の状況をお話しさせていただきました。

 

ご参加いただきました皆さま、ありがとうございました。何か得る事はございましたでしょうか。

えさ政さん、大船長、女将さん、柳沢船長、中村さん、お世話になりました。

今回は、熱心でフレッシュなカワハギ釣り師の方々も多くみえられました。

また人生の先輩であるベテラン釣り師の方に色々なお話しを伺えました。

 

今後のえさ政さんの釣り教室は、9月にカワハギ釣り教室、10、11月にはエギスミイカ釣り教室を企画しております。

 

 

【釣り教室のご案内】
カワハギ釣り教室 at えさ政さん・募集中!お後6名様となりました。
カワハギ釣り教室 at 巳之助丸さん募集中!
エギスミイカ釣り教室企画中!

※会社の釣りクラブや、釣り好きのお仲間での、プライベートでの釣り教室もお受けしております!

お気軽にご相談いただけたらと思います。ブログ右上の「メッセージ」にてお問合せいただけたらと思います。


スマホの場合はブログ画面下端までスクロールしていただき「PCモード」にしていただくとメッセージ欄が表れます。


プライベートでの平日開催の釣り教室もご相談うけたまわります。


近代カワハギ釣法では、ハリは1匹に1本使います。

つまり本命のカワハギや、歯が乱雑に生えているベラ類、クチバシ状の歯を持つフグ類などのゲスト達などを釣り上げハリを外しても、高確率でハリ先が鈍ってしまうことによりフッキング率が下がってしまうのでハリスごとフックビーズで取り替えるのです。

ただ先日、エギスミイカの記事を書いていて思い出しました!

それは・・・

「船上でハリを研ぎ直して釣り進めることがある釣種もある」ということでした。


具体的には「カンナ」と呼ばれるハリ、これはエギスミイカ釣りに使うエギのカンナ、マルイカ釣りで使うスッテのカンナなどがありますが、これらは比較的軟らかな素材でできており、底の岩礁であるとか、投入器に引っ掛かったりすると先が鈍ってしまいますので、船の移動中に指の腹で逆撫でするようにチェック、引っ掛かりがあるようなら研ぎ直します。

タコエギのカンナ、タチウオテンヤのカンナなどは、大きくて焼きが入っており強度がありますが、東京湾のエギタコ釣りの場合はゴロタ場など、カンナが掛ると先が傷むポイントも多く、やはり移動中の船で研ぎ直すことがあります。

湾フグ釣りのカットウもしかりで、特に寒い時期のヒガンフグ釣りでは、エギタコ釣りと同様な捨て石周り等のポイントが多く、どうしてもカットウの先が鈍りますので研ぎ直します。

image0


Saq Sasコーティングは剥げてしまいます(ゆえサビやすくなります)が鋭利さは取り戻せるもので、大切な1杯や1匹を確実に貫く為に研いでいます。


【釣り教室のご案内】
カワハギ釣り教室 at えさ政さん・募集中!お後6名様となりました。
カワハギ釣り教室 at 巳之助丸さん募集中!
エギスミイカ釣り教室企画中!

※会社の釣りクラブや、釣り好きのお仲間での、プライベートでの釣り教室もお受けしております!

お気軽にご相談いただけたらと思います。ブログ右上の「メッセージ」にてお問合せいただけたらと思います。


スマホの場合はブログ画面下端までスクロールしていただき「PCモード」にしていただくとメッセージ欄が表れます。


プライベートでの平日開催の釣り教室もご相談うけたまわります。


わが家にはカメが暮している水槽が2本あります。

369276450_1013774999791233_3526717065076219310_n


右は今年出逢ったチビヨとミニヨがいる水槽。

左は1年先輩のカメヨの水槽なのです。

夜、バスキング(電球浴)ライトとLEDライトを点けると映え、飼い主の僕はソファーで一杯呑りながら、テレビを観ながら、時々カメ達も眺めて悦に入っているのです(笑)


そんなカメヨは大きな水槽に引っ越して4ヶ月が過ぎました。

この度、その水槽の台を作っていただいた中村さんに、水槽の中に設置する陸を作っていただきました!


最初はこんな図面(というにはオコガマシイですが・・・)でやり取り、基本的にはステンレス板を加工していただきレンガ風のタイルを貼った陸にしたいことをお伝えいたしました。

367398969_1223366761691988_859017771314198884_n


仕事の合間をみて加工していただきました。

368565430_835862421434787_6830617757139361692_n

368581552_199693309767569_570186445857231426_n



途中、その陸の片方をワイヤを使って吊り下げる仕組みとなったり・・・

369041182_1585258371883476_2170735265376029089_n


色々と複雑にしてしまいましたが完成いたしました!!

368335832_1007745297044981_7279354699123485470_n



カメヨには水槽を移ってもらい大掃除、無事新たな陸を設置することができました!

image2 (6)

image3 (5)

image0 (9)

image1 (8)



中村さん、いつもありがとうございます。

素敵な陸を作ってもらってよかったねカメヨ。

image0



カメヨ、鼻ちょうちんで寝ているところ・・・(笑)

image0 (7)



【釣り教室のご案内】
カワハギ釣り教室 at えさ政さん・募集中!お後6名様となりました。
カワハギ釣り教室 at 巳之助丸さん募集中!
追加日程・夏カワハギ釣り教室 at えさ政さん・満船御礼キャンセル待ちとさせていただきました。
エギスミイカ釣り教室企画中!

※会社の釣りクラブや、釣り好きのお仲間での、プライベートでの釣り教室もお受けしております!

お気軽にご相談いただけたらと思います。ブログ右上の「メッセージ」にてお問合せいただけたらと思います。


スマホの場合はブログ画面下端までスクロールしていただき「PCモード」にしていただくとメッセージ欄が表れます。


プライベートでの平日開催の釣り教室もご相談うけたまわります。


↑このページのトップヘ