でも、ベストシーズンでトップで30枚以上釣れる年なら、やはりエサ盗り名人カワハギのこと、止めを長くしてはエサを盗られることが多くなってしまい、効率的な釣り方とは言えません。
そんな時は、誘いを入れ終わった直後にアタリが集中、又は誘っている時にアタリがあったりするもので、比較的早い展開の釣りになってきます。
そうなると必然的に、仕掛けをハンドリングし易い硬いロッドの出番となってきて、軟らかなロッドで吸い込んだハリを乗せるように掛ける釣り方から、誘いを止めた直後、自分の間合いにカワハギを入れ込み掛けに行く釣りになってきます。
また昨年の秋は、大きな台風による河川の記録的な増水があり、その雨水が東京湾に大量に流入しました。
そうなると、淡水である河川の水は海水より比重が少なく、よって海水の表面を層状に流れ下ります。
それに北風が重なると、表層の水潮はより早く湾口へと向かい、上げ潮の時合だと相当な二枚潮になってしまうことがあります。
よって、海底付近の仕掛けコントロールは軟調ロッドでは困難で、やはり硬調ロッドの出番となるものです。
去年DKO1次予選は、そういった情報を釣友からいただきF-1を携えて臨みました。
「軟らかなロッドがトレンドなのか?」
ロッドチョイスは巡りくるシーズンの状況、それに伴いながらのポイントを取り巻く環境によりカワハギの心情推し量り、それにご自分の技術を鑑みながら決めて行くものではないでしょうか。
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