そんな経緯の中、釣り教室の時にMC長所を引き出しながら釣ってみました。
本来硬いロッドが好みの僕ではありますが、ごく軟調穂先のポテンシャルを感じながらの釣りでした。
自らグラスソリッドを削り出した湾フグロッドでもそうなのですが、軟らかな部分が長ければ長いほど目感度アタリは大きく出るのですが、船の揺れや横風に対して穂先が振れて目感度アタリが取れにくくなってしまうものです。
ロッドにボタンが付いていて、ワンタッチで調子が変えられれば良いのですがそれは流石に無く、アタリが取れ難いと思った時点でロッドチェンジが通常となるのです。
そういった考え方の中「チタントップがもう少し短く、なおかつそれに継ぐ穂持ちに張りがあるロッドがないかな?」といった、自分の使い良いようなカワハギロッドを考えていた時にメタリア湾フグを思い出したのでした。
ノーマルのメタリ湾フグより「S」の名が付くようにソフトなメタルトップを持ち、渋い時の目感度アタリをより大きく出すようにしてありますが、それだけではアワセ遅れの原因となり、先のMCのような場合もあります。
そこで穂先を継ぐSの穂持ちはノーマルよりも幾分硬めにしていただき、アワセ遅れや横風よる振れを軽減する設計をしていただいたのでした。
正直カワハギ用となると、オモリ負荷の関係もありやや非力なロッドでもあります(元々湾フグ用のロッドですので・・)。
そんな竹岡沖の背景にメタリア湾フグ S-175の特徴がマッチするのではないかとの思惑で使い出し、感触が良かったのでDKOの予選、二次予選、決勝と、全てに湾フグロッドを携えて行きました。
ちなみに
一次予選:メインロッドはゼロ・サブにボトム・F-1・湾フグ
二次予選:メインロッドはVS・サブに湾フグ
決 勝:メインは湾フグ・サブにVS
を使いました。
微細なアタリをより大きく目感度アタリとして、また、手感度アタリも申し分なく響かせるメタリア湾フグ S-175は、今季竹岡沖で、また、決戦の地となった野比沖で、そのポテンシャルを遺憾なく発揮しました。
これは、今までのカワハギ釣りの経験からの引き出しと状況判断が大切な要素になりましたが、開催させていただいている釣り教室でお伝えている内容が全てを網羅しています。
「技は基本の中にあり」とは、極真空手の創始者、故 大山 倍達 氏の言葉ですが、迷いがあったときはいつも、この言葉を思い出し初心に返ることをしています。
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